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曽根 圭介/鼻

2014年02月05日 | 小説

曽根 圭介 著 を読みました。



人間たちは、テングとブタに二分されている。

鼻を持つテングはブタに迫害され、殺され続けている。

外科医の「私」は、テングたちを救うべく、違法とされるブタへの転換手術を決意する。

一方、自己臭症に悩む刑事の「俺」は、二人の少女の行方不明事件を捜査している。

そのさなか、因縁の男と再会することになるが…。


「暴落」、「受難」、表題作「鼻」を含む三作からなる短編集です。

表題作の「鼻」は第14回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞しました。

どれもホラーという程怖くはありませんが、それぞれに独特の雰囲気のある作品ばかり。

世にも奇妙な物語と云った感じですが、その全部が後味が悪い・・・。

それでも、先が気になって読まずにはいられない!!

短編なのでさくっと読めます

この小説の満足度:☆☆☆☆ 






コメント
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