「鉄道運転手の花束」を観ました。
鉄道運転士の家に生まれた60歳のイリヤは、在勤中に28人をひき殺した経験を持つ。
彼は偶然出会った少年シーマを養子に迎え、19歳になったシーマはイリヤの仕事を継ぐ準備をしていた。
大事な息子を人殺しにしたくなかったイリヤはシーマを運転士にさせまいとするが、息子は養父の仕事に憧れていた・・・。
2016年にセルビア・クロアチア合作で製作された作品です。
孤児院で暮らしていた少年を養子として迎え入れた独り身の鉄道運転士が、運転士に成りたいという息子に向き合う話。
「運転士とは人を轢くものだ」
過去の重い経験から息子の言葉に反対を示すが・・・
人生には避けられない困難や苦しみがある。
それと折り合いを付けながら人は生きるしかない。
血は繋がっていなくても、それ以上の絆で繋がった父と子の関係が良いです。
ブラックユーモアの中に優しさが満載の作品でした。