川沿いを散歩したりランニングしたりする人の通路になるようなところで、平気でゴルフクラブの素振りをしているおっさんがいた。
アイアンとドライバーを時々変えながら懸命に素振りをしている。
ほかの人が近づいてきていないかなどまったく気にしている様子はない。
むっときて思わず文句を言いたくなる。
でも、僕の経験で言うと、こういう非常識な人に注意をしても100%口論になる。
注意をされて素直に聞くような人はそもそもこんなことはしない。
「ほかにも素振りをしているヤツラがいるのになんで俺だけやめなきゃいけないんだ。
俺に言うんだったらほかのヤツラ全員に言え。
ほかのヤツラ全員がやめたら俺もやめてやる。
ほかのヤツラがやめない限り俺もやめない。」
「禁止の看板は「球技をすること」と書いてあるではないか。
ボールを打てば球技になるが、俺はただ素振りをしているだけ。
球技はしていない。」
「子供がいて危険だと。
こんなに離れているのになんで危険があるんだ。
近寄ってくるようなことがあったら、近寄ってこさせる管理者のほうが悪い。」
非常識な人間には何を言っても無駄である。
口論ですめばいいが、激高する異常者タイプだったら殴りかかってくるかもしれない。
悪くすればゴルフクラブを振り回されるかもしれない。
人間として欠陥をもつ人間は相手にしないことだ。
とはいえ、いいトシをした非常識人間を見るとやっぱり腹立たしい。
そういう輩に子供がいて、当然、親を見て育った子供は親と同じ非常識人間。
その孫も非常識人間。
そういう非常識人間がどんどん増殖していくのだろうか。