福岡県では、新型コロナウイルス感染者がしばらく3名にとどまっていたが、ここにきて日を追って増加し、現在12名になっている。
海外渡航歴がなく感染経路不明の人が増加しているのが不気味だ。
感染の自覚がない未発症の感染者が自由に行動している可能性がある。
福岡はほかに比べるとまだ安全と思っていたのに、じわじわと不安感が膨らんでいく。
東京都では、三日連続して40名以上の感染者が出た。
不要不急の外出、夜間の外出などの自粛を知事が呼びかけたが、渋谷の夜は従来通り若者たちで賑わっているのがテレビで放映されていた。
「都市封鎖」「緊急事態宣言」などが出るのを見越して、スーパーなどでは開店前から食料品を買いだめしようとする人たちが長蛇の列を作っているらしい。
店の棚から食料品が消えてしまったら、紙類どころではない大変なことである。
食料品だけは買いだめはやめてほしい。
連日テレビは新型コロナウイルスを報じ、感染者は増加の一途を続けている。
日本は諸外国と比べるとまだ増加のカーブがゆるやかなのがせめてもの慰めだが、今後どうなるかは予断を許さない。
外出禁止令を出している国もあるというのに、日本では行動を制限するような方針を出せば、私権の侵害だとか言って野党とマスコミが騒ぎ立てるのが目に見えている。
強制的に個人の行動を制限するような方針が出せず、あくまで自己判断に委ねるだけだとしたら、個人の勝手な行動が感染爆発を招くことになりかねない。
深刻な経済的ダメージに対する対策として、識者が最も有効と説いている消費税減税は財務省の頑なな壁に阻まれ、国民への現金給付も肉や魚の商品券というおかしな話になってきている。
そんなこととは関係なく、桜は蕾を綻ばせ、満開に向かっている。