きままなドライブと写真、そして映画

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我慢と忍耐のカワセミ撮影

2020-03-22 22:08:31 | Weblog

川の上に延びた枝にカワセミがやってくる。
枝に止まったカワセミは真下の水面に飛び込み、魚を捕まえる。
この絶好のシチュエーションの場所を、顔見知りの野鳥撮影のベテランに教えてもらった。

前に書いたように、この場所で本気レンズの500mmで撮りたいと思った。
しかし、重量級の500mmを使うとなると車を使うことになるが、公園の駐車場がいつも満車であることも前に述べた。
「公園利用者以外の長時間駐車禁止」と掲示されているにもかかわらず、完全に無視されている。
駐車可能台数9台なのに、8台の車が連日かつ終日駐車して占拠している。
三連休に入ったので休日はどうかとチェックすると、連日占拠している8台のうち6台がやはり駐車していた。
休日は平日より家族連れや犬の散歩に来る人がいるので、実質3台となってしまっている駐車スペースは満車となっていた。

というわけで、やっぱり今まで通り、100-400mmズームで撮るしかない。

カワセミがやってくるのを待っていると、網を持った二人の男の子と父親が突然現れ、カワセミが止まる枝の下で魚捕りを始めた。
彼らがいる限りカワセミは現れず、しかもカワセミの餌となるべき魚を狙い、水に足を踏み入れて餌場を荒らしている。
公共の場なので何とも言えず、いらいらしながらひたすらじっと待つ。
子供たちにとっては面白いらしく、立ち退く気配のない長い長い時間が延々と過ぎていき、ようやく彼らは去っていった。
その前日、カワセミがやってくる木のすぐ近くでヨモギかツクシかわからないが草の中の何かを採っているおばさんがいた。
さらにその前日には、水の中に網を差し込んで何かを採集しているおじさんがいた。
おばさんもおじさんも今回の子供たちほど果てしなく長く思えるほどの時間はいなかった。

子供たちが去ったあと、カワセミが来た!
枝に止まり、下を向いて魚を狙っている雰囲気濃厚だ。
水に飛び込むのを、集中力が途切れないようじっと待つ。
と、散歩する人がやってきて木に近づいたのでカワセミは逃げてしまった。
カワセミが来るのを待っている時は散歩する人はやってこず、カワセミが来て撮影体勢に入ると散歩する人がやってくるというパターンがうらめしい。

次の日、カワセミが来るのを待っていると、その場所を教えてくれた顔見知りの人もやってきた。
前日の子供の件を話しながら、二人でカワセミが来るのを待つ。
と、またも網を持った二人の男の子と父親が現れ、カワセミが止まる枝の下で魚捕りを始めた。
二人で顔を見合わせ、絶句。
諦めて帰ることにした。

カワセミが現れる可能性の高い時間帯にあわせて来ているのに、なぜ同じ時間帯に子供たちがやってくるのか!!!
今や恋の季節に入っており、番で巣作りを始めると行動パターンが変わって、もうその場所には来なくなってしまう。
その来なくなってしまうぎりぎりの時期なのに・・・

今までの経験で「撮れた!」と思っていたのにモニターでチェックするとピンボケになっている。
トシのせいで腕が落ちたと思う一方、カメラとレンズのピント機能に不信感を覚え、一度チェックしてもらったほうがいいのではないかとも思う。
いずれにせよ、ニンマリと顔がほころぶような写真が全然撮れない。



後ろ姿だし、魚を捕るのに失敗してるし、シブキの飛び方も迫力ないし・・・

コメント (2)
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