京都の城南宮はしだれ梅で有名だ。
HPで開花状況を見ると、しだれ梅は終わりかけているが、苔の上に散った花びらが絨毯のようになっている、遅咲きのしだれ梅はまだ見頃、椿も見頃、となっていた。
苔の上の花びらの絨毯のイメージに引かれて行ってみた。
梅林の開園前に朝の掃除をする巫女さん。
これが花びらの絨毯???
しだれ梅はほとんど花が散っており、萎れかけた花をわずかに枝に残す、まるで残骸のような風情だった。
散った花びらも色を失っており、絨毯というには程遠い。
去年の見頃の時とのあまりの違いにがっくり。
美しくないところはボカしてごまかすとか工夫して撮ってみても、やっぱりいまいち。
見頃のはずの椿もかなり落花した状態。
せっかく朝早くやってきたのに、これでは満足感がない。
このまま帰るのもなんなんで、新車レヴォーグの運転を楽しむことも兼ねて三重のいなべ梅林に行くことにした。
京都から滋賀を経て三重へ。
いなべ梅林にはこれまで朝早くしか行ったことがないが、城南宮で時間をつぶした分、混雑する時間帯に到着することになる。
予想通り、係員の案内で誘導された駐車場はまったく知らない場所で、いくつもある臨時駐車場の一つらしい。
梅林との位置関係も分からないまま、みんなが歩く方向にとりあえず歩く。
気温が上昇し、上着を脱いでセーターだけになっても汗ばんでくる。
歩いても歩いても梅林が近づく雰囲気がない。上り下りの連続する道が延々と続く。
ようやく辿り着いて、またがっくり。
いなべ梅林の背後にある鈴鹿山系の山々が黄砂のせいか、霞んでいる!
いつもはある山々の残雪が消えている!
これでは今まで以上の写真はまったく期待できない。
晴れてはいても、空気が霞んでいる。
それにものすごい人の数。
あきらめて帰ることにした。
梅林には入園せず手前で証拠写真を撮る。全然綺麗でない。
右側が梅林の一部。
鈴鹿山系の山々。
車に戻ると約一時間近くが過ぎていた。駐車場から梅林へ往復しただけで一時間!
暑くて、上り下りが多くて、汗をかいただけの収穫のない一時間!
車の外気温表示を見ると22度だった。
写真撮影ではがっくりの連続だったものの、レヴォーグの運転を楽しんだことでよしとしよう。
去年3月23日に撮ったいなべ梅林。