ばぶちの仕事しながら司法試験を突破し弁護士になりました

仕事をしながら司法試験に合格したばぶち(babuchi)の試験勉強記録+その後です。

ロースクール

2011年11月09日 23時47分09秒 | その他
先月書いた記事です。


今日はロースクールについて書いてみます。

ロースクールはやはり司法試験合格後に司法修習の一部の代わりに行かせるのが良かったんだろうなぁと思います。
昔の司法修習の前期をロースクールに代替させていると聞きます。
新司法試験に合格していない人が受けても、合格率が低い現在、意味がない人が出てきているのではないか、と思います。


仕事を辞めてロースクールに行って、借金して決して高くない合格率での競争をするのはリスクが大きすぎると思うんです。

仕事を辞めてリスクを取る人は素直に尊敬します。私には無理です。


また、法曹になる道だけではなく、今の職場のステップアップという考えもありえます。
技術的側面に法律的側面が加われば技術立国日本においてはかなりの優位性を持つと思います。


あるいは、政治家や政策秘書で立法作業に立ち会うというのもアリです。

技術的分野の法制度は遅れています。


どちらの道に行くかは新司に受かってからじっくりと時間を掛けて考えます。



自分は、理系の学部も院(修士)も卒業・修了していますが、奨学金をもらい院では授業料半額免除でした。
しかし、奨学金の返済は結構きつかったです。

それを知っているだけにロースクールで再度奨学金を受けて通うというのは考えられません。


ロースクールに行っても貯金や奨学金での生活に精一杯で本もろくに買えませんし、おそらく答練も受けられません。
バイトもほとんど無理と聞きます。


また、夜間のロースクールもありますが、仕事がありますし責任もある立場になってしまったので定時に終われない以上、通えません。
徹夜仕事も何回もありますし。


なので、予備校のDVD講座がベストです。ロースクールもDVD講座やWeb通信講座にしてくれれば助かるんですけどね。


しかし、ロースクールでの勉強は楽しそうだしすごく充実しているとも思います。

新司に受かったら一部の授業を取るためだけに夜間のロースクールに通いたいとも考えます。
卒業を目指さなければ単位を全部取らなくてもいいですし、負担はかなり小さくなります。


そういった魅力は確かにありますが、それを得るために今の仕事も地位も生活も投げ出して専業学生になることはできません。
社会人受験生っていうのはそういう人たちが多いと思います。


リスクはマネジメントができなければなりません。
それに旧司制度ならリスクはありませんでした。


旧司制度が専業受験生をやめさせたかったから廃止したなら、
旧司制度のままで5回などの回数制限を設けたり、
受験代を一回20万円とか
にすればダラダラと受験する人を減らせたのでは?とも思います。


ロースクールの理念は立派でしょうけど、結局は法曹を目指す優秀な人を根絶させたことにつながったのではないかと思います。