私の山里は、お昼12時でも、-11℃。
耳の隠れる厚手の帽子もかぶっていても、雪かきしていると耳が痛い。
やはり家の中でおとなしくしていよう。
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新羅王と倭国が少々分かってきたところで、今度は百済国と倭国。
渡ってきた人々は、どのような歴史を刻んでいったのだろうか?
下記の論文は、225ページによる大作で、女性の情報も多々載っており、嬉しい限り!
先行研究の解説が詳しく、検討もなされているので、学びになる!
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百済王氏の成立と動向に関する研究 崔 恩永 著
https://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/bitstream/11355/308/8/24201k099_zenbun.pdf
【…『新撰姓氏録』である。…諸蕃は渡来系氏族を意味し、326 氏族が挙げられている。
その出身によって漢(163)・百済(104)・高麗(高句麗、41)・新羅(9)・任那(9)などの五つに分類される。
諸蕃は、全体氏族の約 30%を占めていたが、これらが全部渡来系統と断言はしにくい。
しかし、少なくない数の渡来系が、日本の政治・社会・文化などのさまざまな分野で存在していたのは明らかな事実である。】とある。
百済王敬福 今井啓一 著
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思わぬことから昨年12月に調べていた永原原姫につながったのである。
源定の母親は、百済王教俊の娘 慶命であった。
その源定のもう一人の母とも言われている永原原姫である。
此の原姫は聖徳太子ゆかりの広隆寺に像を寄進したといわれる方である。
慶命の妹に【永慶】がいる。
下記の百済永継とは別系だそうである。
良峯安世の母親も百済永継と藤原内麻呂の息なのだそうだ。
此の人は、藤原真夏と冬嗣の母となっている。
【百済永継は藤原真夏・冬嗣・良峰安世の母であったと考えられる人物である】と文化史学にある。
百済永継 ↓(父親は飛鳥部奈止麻呂という。)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E6%B8%88%E6%B0%B8%E7%B6%99
葛原親王は『原氏』によく出てくる。→ 葛原親王九代の孫上総次郎兼久を祖とし…
藤原真夏の妻の一人は橘清友で、弟に入居がいてその息が『橘逸勢』
藤原冬嗣の妻の一人は百済王仁貞の娘。
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天智天皇陵を訪れた際に【日時計】の碑を見たが、今でも正確に時を刻んでいるようだ。(他の方のブログにあり)。
漏刻臺と占星臺を考える
http://www.kotenmon.com/cal/roukoku/roukoku_12.html
飛鳥水落遺跡
https://narayado.info/nara/mizuochi.html
現日本人の大半は半島系であろう。一部に熊襲と呼ばれる南方系があり、元来の日本列島にいた人たちは半島系と南方系の勢力により蝦夷地をどんどん削られ北海道まで追いやられてしまった、アイヌ族とおもわれまます。
今は公にされませんが、皇室の宮中服は「チマチョゴリ」です。昭和皇后が公式の場合着用されていたので覚えている人もいるでしょう。また、昭和天皇の韓半島を遠祖の地と言っていましたが、周りが止めましたね。京都の祇園社も大山祇神社(三島社)も古代日本人が列島に渡ってくるとき遷座したとされますが、現在はまずいので日本独自の社と唱えます。
今の日韓関係と同じで、お互いに自分が上と思っていますので折り合いはつきません。
日本独自の歴史書にしようと藤原鎌足はそれ以前の旧家の記録を新歴史書を作ると称して、借りだし、
藤原氏に都合の良いように作成して、証拠となる旧家記録は焼却してしまいました。
こうしてゆがめられた歴史書「日本書紀」が生まれました。日本書紀は改竄されてますが、その裏つけとなる史料が失われましたので、朝鮮史と合わない史実?がでてきました。口承歴史の「古事記」との整合性がないのも「日本書紀」が改編纂されたからとされます。
後の最初の姓氏録に皇別、神別、外来人と分けるのは相当後の話で、親藩、譜代、外様のレベルの大分類でしょう。これには地方の豪族は殆ど含まれていませんので、今で云う、高級公務員名簿とみたほうが分かりやすいかもしれません。
白村江の戦いだけでなく倭人は本国、朝鮮半島を幾度となくせめていますね。山口の大内氏は朝鮮族の末裔を公言して、暇さえあれば、「おねだり」と称して、借金を申し込み、断られると強奪します。
「倭寇」とされますが、中身は大名とその配下の瀬戸内海賊です。倭寇はやさぐれの集団ではなく「正規軍」となります。昔の「ワグネル」かも(笑)
これに対し、現在の「韓国史」は政治的に歴史をゆがめた「歴史書」を作成しましたから。日本史の中の対韓史と合致しません。
「韓国歴史ドラマ」がり16世紀以降の「李氏朝鮮」時代に偏っているのも、16世紀以前を正視しなかったからでしょうね。
飛鳥、奈良、平安初期までは「古書」と雖も、鵜呑みにするわけにはいかない世の中になりました。
何故ならNET上で色んな史実(一次史料)が出始めて、それの不整合をAIが指摘し始めたからですね。
そのうちDNA解析が進むと、人種の系図と、人類猿の系図とがファミリーツリーとなるでしょう。
歴史にロマンを感じている人たちには面白くない時代になるでしょうね。
AIの登場、は「歴史にロマンを感じている人たちには面白くない時代になる…」に笑ってしまいましたが、本当にそうですね。
あまりにわかってしまうと、世の中から『謎』が無くなってしまい、考えなくなって、それこそAI頼りになってしまうのかもしれませんね。
私は今まで「百済」「任那」「伽耶」などの朝鮮半島のことは考えたこともなかったので、今回九州の唐津にある久里双水古墳をきっかけに、そちらの影響を感じたわけですが、調べてみて共通性を垣間見ることができ面白かったです。
私の住んでいる北海道はロシアとの関係の方が近いため、朝鮮半島のことはあまり考えたこともなかったです。
今読んでいる本には、中国の本土にも『百済郷』という場所があり、黒歯族の後裔が住んでいたそうです。
だんだんと「九里」の先祖から離れてくるため、この辺りで元に戻ります。
コメントの返事が遅くなり、すみません!