『スフィンクス』(Flowers comics シリーズここではない・どこか2 ) 萩尾望都 著
前回の『山へ行く』はさすがだなぁ、
短編集だけどクオリティ高!と思い読みましたが今回は今一つかな。
表紙の画は原画展に飾ってありました。うん、表紙画は素晴らしい
1、2話はオイディプスの話。
ストーリーの流れを前後させて持ってくるあたり、うまいなと思いましたが、
これは蜷川演出、野村萬斎主演『オイディプス王』のインパクトが強すぎて
(TVで見てもすごかった)ふ~ん、てな感じ。
タイトルがスフィンクスなので主人公はイオカステか。
「海の青」、「青いドア」も女性が主人公。
最後の「世界の終わりにたった1人で」は複雑な人間関係が
段々分かってくるのは面白かったですがちょっと消化不良。
これも中心にあるのは大津ちづの思い。
古今東西の女性を描いたらしいですが、凄いぞと思わせる作品が無かったかな。
『夢見るビーズ物語』 萩尾望都 著 ポプラ社
ビーズにハマりまくっている萩尾望都のコミック・エッセイです。
いや、知りませんでした。先生がこんなにビーズが好きなんて!
「エドガーのバラの帽子」にはマイリマシタ。入れ込んでるなぁ。
ヴォークス・エドガー・カスタマイズドールでドルパに参戦できるではないですか!
自分ビーズは挫折した口です。
あの小さい穴にテグスを通すのが見えない
すでに老眼が来てるのにメガネを持ってなかったのが敗因かと・・・
きれいなビーズアクセを見るとやってみたくなりますよ。
娘等が小さい頃は大っきなビーズで多少はやってたんで
最小限の道具だけはあるんですよねぇ。
今なら老眼鏡持ってるので大丈夫かもw
ビーズを求めて海外に行けるなんてうらやましい限りです。
『スフィンクス』よりこの本の方が面白かったかも。