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好きなことだらけさ…

『伏 鉄砲娘の捕物帳』

2012年12月22日 | 映画 アニメ

田舎の山で猟師として育てられた14歳の少女、浜路(声:寿美菜子)は、
祖父の死をきっかけに山を下りる。

彼女が兄の道節(声:小西克幸)を頼って向かったのは、水都・江戸。
見るもの聞くもの初めてづくしのこの街で、彼女は奇妙な噂を耳にする。
それは、人と犬の血を引き、人に化けて暮らし、
人の生珠(=いきだま)を食らう“伏”と呼ばれる者たちの存在と、
彼らが引き起こす凶悪事件のことだった。
道節の家を探す浜路は、やがて犬の仮面をつけた白い髪の青年、信乃(声:宮野真守)と出会う。
信乃の道案内で道節の家に辿り着く浜路。
侍になるために江戸に出てきたものの、志半ばで夢破れて浪人生活を送っていた道節は、
優れた猟銃の腕前を持つ浜路とともに“伏狩り”で出世しようと考える。
“伏狩り”を通じて、浜路は瓦版売りの少女、冥土(声:宮本佳那子)と出会い、
さらに深川一座の看板役者として舞台に立つ信乃とも次第に心を通わせてゆく……。
(goo映画より)

なんともビミョーな感じでしたw
結構早い時期からチラシを目にしてて
画はなかなかそそられるし、監督は「亡念のザムド」の宮地昌幸。
ちょっと期待してたんですが、うわさではダメらしいと…。
これは観なくてはと思って、金曜日シネ・リーブル池袋最終上映日に観てきました。

原作桜庭一樹ってのが引っかかってはいたんですよね。
まともに読んだ事がないので、好き嫌いを言える立場ではないんですが、
彼の作品をアニメ化やコミック化したものは
どれも好きじゃなかったというか、面白くなかった。
今回の劇場版も最後まで中途半端な感じがしてならなかったです。
脚本がこなれてないのか?
原作未読で観ると、「伏狩り令」を出した徳川家定の立ち位置がわからない。
冥土ちゃんの衣装や凍鶴の下着が現代風なのも
さして魅力的に映らない。
“大江戸ブレードランナー”っていうなら、
CG多用でもいいから、どうせならもっと平面的な印象のビジュアルに
持ってった方が良かったんじゃないだろか?
後半ちょっとだけ映る橋の上に人がギッシリ乗ってる画は
ペタっとした感じがして浮世絵みたいで面白かったですよ。
あと、やっぱり声優はプロの方だけでやって欲しいです。
浮いちゃってしょうがないw
ということで、残念な仕上がりだったと思います。