beatitude

好きなことだらけさ…

『ジ、エクストリーム、スキヤキ』

2013年12月17日 | 映画 邦画

大学時代は生き生きとしていた洞口(井浦新)は、
それ以降気付けば15年も無為に過ごしてしまっていた。
人生を諦めて死のうとするが死にきれず、
もう一度大学時代のような輝きを取り戻したいと切に願う洞口は、
疎遠になっていた大川(窪塚洋介)を訪ねることにする。
もう会うことはないと思っていた洞口の予期せぬ来訪にとまどいを隠せない大川。
そんな大川を尻目に、わだかまりや死のうとしていたことを
吹き飛ばすかのように何事もなかったようにはしゃぎまわる洞口。
大川は勢いにのまれて行動を共にする。大川もまた漫然と日々を過ごし、
それを打破しようと、生きるための武器と称してブーメランを作ったり
映画制作を言い出したりともがくが、手応えは得られないままだった。
奇しくも人生を変える突破口を探していた二人は、ブーメランを飛ばしに行くことにする。
大川の同棲相手・楓(倉科カナ)や大学時代の仲間だった京子(市川実日子)も巻き込み、
どこかでスキヤキをしたい洞口により鍋が車に積み込まれ、一行は海へ向かう。
初対面同士の楓と京子、京子を含めて疎遠になっていたかつての仲間たちという
ちぐはぐな組み合わせで、車中ではなんとなく気まずい空気が流れていた。
大学時代、洞口と大川、京子は、峰村というもう一人の仲間とともに毎日のようにつるんでいたが、
峰村は突然自殺。峰村の死は3人の心に大きな影を落とし、
特に過去を引きずり前に進めないでいる洞口を京子は心配していた。
目的地に着き海を眼前にした4人の胸の内に、様々な思いが去来する。
その日は宿泊することにし、翌朝4人は公園でスキヤキを作って食べる。
旅が進むにつれ緊張が解けていく4人。
できないことができるようになっていることに気付いた洞口は15年の間、
時は流れ自分自身も変化していることを知る。
帰路につくころには、4人の人生はじんわりとでも確実に特別なものになっていっていた。
(Movie Walkerより)


いや、マイッタww観終わって????でした!!
洞口が死のうとしてるシーンがまったく分からず、
家帰ってネットでググりまくってしまったw
洞口が飛び降りる前に写真見てたし、ボロボロになってまた文庫本から
写真を取り出してたから大川に会いに行く前でいいのかな?と思って、
でもこれって、どのくらい前の事なのかが分からなくて…。
そんなに深く考えんでもよかったみたいですねw
最後に何かオチがあるのかと(エンドロールの後にワンシーンとか。)
最後までガン見してましたが、何もありませんでしたw

マナーCMで散々見せられたシーンは
あ~、ここかぁって感じでしたが、『ピンポン』以来11年ぶりという井浦新と窪塚洋介の掛け合いは、
いい年になってんのに、まだこんなかよ!!ってくらいバカっぽくて面白かったです。
市川実日子、倉科カナ、この4人の俳優陣の微妙な関係性がなんともイイかも。
公式サイトに「一見脱力系に見せながら、人間同士の〝わかりあえなさ〟と
〝わかりあいたさ〟のせめぎ合いを鋭く描き、」
とあったのが頷けます。

映画.comのページに「劇団五反田団を主宰し、演劇「生きてるものはいないのか」で岸田戯曲賞、
小説「夏の水の半魚人」で三島賞、ドラマ「お買い物」ではギャラクシー賞優秀賞を受賞するなど、
ボーダレスに活躍する前田司郎が、自身の同名小説で映画監督に初挑戦した。
前田監督は、沖田監督の「横道世之介」の共同脚本を担当しており、
ふたりは中学生時代の同級生でもある。
今回前田監督のデビュー作に、「横道世之介
」主演の高良と沖田監督が友情出演し華を添える。」
とありました。
 横道世之介』は観てないし、何にも知らずに行った自分です。
ガン見してたエンドロールの中に高良健吾の名前を見つけ、
えっ!?どこ?どこにいたの??BLな二人?――で当りでしたw