吸血鬼のアダム(トム・ヒドルストン)はギターをはじめ弦楽器なら何でも自在に弾きこなす
ミュージシャンとしてアンダーグラウンド・ミュージック・シーンで活躍している。
しかしここ近年の自己破滅的な人間たちの振る舞いにアダムは抑鬱を抱えていた。
そんなとき恋人イヴ(ティルダ・スウィントン)がデトロイトに住む彼の元を訪れる。
もちろん、彼女も吸血鬼で2人は何世紀も愛し合い、生き続けてきた。
久々の再会もつかの間、イヴの破天荒な妹エヴァ(ミア・ワシコウスカ)が
突然2人に会いにやってきて3人の運命は、ゆっくりと変わり始める・・・。
(公式サイトより)
年末、続々公開されてる映画の中から観たい映画の1本をやっと観てきた。
学校が休みに入って塾通いが追い込みの娘やら何やらで
なかなか自分の時間が自由に取れない。
ほんと12月ってなんで忙しいんだ!!
そんな話じゃなくて、本作まるっと雰囲気重視のヴァンパイア映画でした。
ストーリーはこれといった展開があるわけじゃなく、
妹エヴァ登場で平穏で緩慢な日々を過ごしていた
アダムとイヴの生活が乱されるくらいなんだけど、
まあそれが二人を窮地に追い込んでいく原因になっちゃうんですけどね。
でもそれもエヴァが登場した時点で容易に想像出来ちゃうわけで。
なもんで、これはビジュアルと音楽を楽しむ映画かな。
ジム・ジャームッシュ監督の趣味で埋め尽くされたような感じなのかな?
(他の作品を観てないので)
トム・ヒドルストンとティルダ・スウィントンのヴァンパイアは理想的ですね。
若く見えても老成してるのがヴァンパイア。
う~ん、なんともピッタリ!!
ウィキみたら、当初はトム・ヒドルストンじゃなくマイケル・ファスベンダーの予定だったとか。
そっちも観てみたかったかも。
タンジールの石段、荒廃したデトロイト、アンダーグラウンド・ミュージック、
ひっそりと暮らすヴァンパイア、アダムやイヴそれぞれの部屋、スタイル。
血液を摂取した時の恍惚とした表情やサングラス、手袋、
ヴィンテージ物のギター、本
今回のミア・ワシコウスカは、カワイク弾けてて
これまでの感じとはまた別の顔を見せてくれてます。
映画は全体にずーっとトーンが暗い。
夜しか活動できないヴァンパイア映画なんだから、そりゃそうなんだが、
眼球の筋肉が衰えてるオバサンには眼に力を入れてないと見難くて
眼底がズキズキしてきちゃいますw