実は友人と例の「翠玉白菜」を見に上野に行ったんですが、
特別室に展示している白菜は3時間待ち!!奥には長蛇の列が見える。
昨日の新聞には100分待ちって書いてあったのに。
もう笑うしかない。ディズニーランドより凄いのかww
さして興味がない白菜に行ったのは、田舎の父が図録を買って送ってくれと言ったため。
東京まで見に来なよと言ったけど、面倒なのか来る気配なし。
代わりに自分が本物見て図録を送ろうと思ってたんですが、
これじゃ、無理に来てもらわなくてよかったかもw
チャッチャと図録だけ買って、上野の郵便局から送ってしまいました。
さてじゃあ、どうしようかという事になり、
国立新美術館のバレエ衣裳展に行こうと、上野から六本木へ。
こっちの方がバリバリ興味があるし。
人の入りはゆったり見て回れるくらいで、快適。
チケット買って会場に入ると、ディアギレフ率いるバレエ・リュスの活動と芸術界に与えた影響、
彼の死後、バジル大佐が引き継いだバレエ・リュス・ド・モンテカルロまでの流れを
バレエ・リュスの残っている映像とともに見ることができます。
その後、展示場に入ると仕切り無しで衣裳がドーンと見渡せる事ができるようになってました。
ガラスケースに入っているのはほんの数点。
もちろん触ることはできませんが、顔を近付けてじっくり見ることができます。
そのすべてが100年も前のデザインとは思えないほど、
斬新なものやカワイイもので、ちょっと驚きました。
今、普通に着れるようなデザインがいっぱい。
どこかのDCブランドのような、デパートで売ってそうな。
さすがに生地は古さを帯びていますが、刺繍、金糸、仕立ててから直に描いたような図柄。
一番多くを手掛けたというバクストのデザインを始め、
人気が出てからのピカソ、マティス、コクトー、ブラック、ローランサン、シャネルと
当時の若手アーティスト等が舞台装置や衣装を手掛けたもの。ポスターやパンフレット。
これは写真を見ただけでは分からない新しさを今でも感じます。
見に来て大正解。
最初の映像のほかに場内で小さい画像ですがDVDを2種類流してました。
1993年パリ・オペの「青列車」と「三角帽子」
バレエ・リュス上演当時、「青列車」はシャネル、「三角帽子」はピカソが衣裳を担当したんだそうです。
出口にはニジンスキー薔薇の精
よっぽど図録を買ってこようかと思いましたが、
白菜より高いし重いww
それに写真だと魅力が半減するんだよなぁ。
どうしても欲しいならネットだなと買わずに帰ってきました。
会期は9月1日までです。