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好きなことだらけさ…

『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』

2014年07月17日 | 映画 洋画

左手でのピチカートや弓を弦の上で跳ねさせるスタッカートなど
かつてない演奏方法でセンセーションを巻き起こしたヴァイオリン奏者
ニコラ・パガニーニ(デイヴィッド・ギャレット)。
そのあまりにも卓越した超絶技巧ゆえに、悪魔に魂を売り渡したのではないかと揶揄されることもあった。
さらに彼の周辺には女性たちが群がり、酒やギャンブルに溺れるなど、スキャンダラスな面を持っていた。
マネージャーを務め成功に導いたウルバーニや彼が生涯唯一愛情を注いだシャーロットを通し、
パガニーニのドラマチックな生涯に迫る。
(Movie Walkerより)

デイヴィッド・ギャレットありきです!!
彼の演奏がなければ惹き込まれなかったかもw
6月に来日した時、コンサートに行ってみたいなと思って行かなかったのをちょっと後悔。
これは生で聴いてみたいと思わせる音色でした。
ただ彼が今やってるコンサートはクラシッククロスオーバーなので、
バリバリクラシックの音は聴けないですね。

映画としては普通かな。
才能をもてあまし、ギャンブル、カネ、ヤク、オンナで身を亡ぼすっていうね。
当然脚色してあると思いますが、たぶん史実に基づいているんだろうし。
パガニーニは子供の頃から病弱でその性もあってヤク中になっちゃったらしいですが、
デイヴィッド・ギャレットはあんまり病弱には見えませんでしたw
ただ観ているうちにパガニーニは、本当にこんな感じだったんじゃないかと思わせるし、
悪魔に魂を売り渡したと言われていたのをうまく使って、
ウルバーニをメフィストのように仕立て、彼はいったい何者?と思わせて引っ張ります。
そしてアンドレア・デック演じるシャーロット。
彼女の澄んだ声もとても美しい。ソプラノ歌手なんですね。

劇中、パガニーニはなかなかまともに弾いてくれないので、
弾いた時の肉声のようなまとわりつく音色に驚くし、
シャーロットとの共演も見応えがありました。

う~ん、CD買おうかなぁ。