beatitude

好きなことだらけさ…

『心が叫びたがってるんだ。』

2015年10月03日 | 映画 アニメ

幼い頃、何気なく発した言葉によって
家族がバラバラになってしまった少女・成瀬順(声:水瀬いのり)。
彼女は、突然現れた“玉子の妖精”によって、二度と人を傷つけないようにお喋りを封印され、
言葉を発するとお腹が痛くなる呪いをかけられてしまった。
それ以来、トラウマを抱えた彼女は心を閉ざし、
唯一のコミュニケーション手段は携帯メールだけ。
やがて高校2年生になった順はある日、
担任から“地域ふれあい交流会”の実行委員に任命される。
一緒に任命されたのは、全く接点のない3人のクラスメイト。
本音を言わず、やる気のない少年・坂上拓実(声:内山昂輝)、
甲子園を期待されながらヒジの故障で挫折した野球部の元エース・田崎大樹(声:細谷佳正)、
恋に悩むチアリーダー部の優等生・仁藤菜月(声:雨宮天)。
彼らもそれぞれ心に傷を抱えていた。
担任の思惑により、交流会の出し物はミュージカルに決定するが、
クラスの誰一人として乗り気ではなかった。
その中で拓実だけは、“もしかして歌いたかったりする?”と順の気持ちに気付いていた。
だが、順はそれを言い出せない。
“だんまり女にミュージカルなんて出来るはずがない”と、揉める仲間たち。
自分が原因で揉める様子を目にして、順は思わず“私は歌うよ!”と声に出してしまう。
そして迎えた発表会当日。
心に閉じ込めていた“伝えたかった本当の気持ち”を歌うと決めたはずの順だったが……。
(Movie Walkerより)


『あの花』スタッフの『ここさけ』って…w
地元の映画館での上映があったので、行って来ました。
実は『あの花』はTV版も劇場版も観てますが、
ものすごく感動して大好きってわけじゃない。
(感情が錆びてるオバハンには分からんよ!と言われればそうなのかもw)
 さあ泣いてください的な話も好きじゃない。
 かなり迷いましたが、観て来ました。
思ってたより良かった!!『あの花』よりこっちが好きですね。

みんなそれぞれ口にしたい言葉を呑み込んで生きているものです。
それが言えるきっかけがつかめるのは幸せな事。
クライマックスで順が吐く暴言は正直な気持ちであり、伝えたい事の裏返し。
でもちゃんと言えてましたね。
それを分かってて答えてあげる事はできなくても
しっかり受け止めるようとする坂上少年。
彼も迷いながら自分の気持ちの答えを出そうとしてました。

やはりオバハンは順のお母さんの気持ちがよく分かる。
娘に対する気持ちがね。不完全な母親だけど、母なんです。
自分はちゃんと娘の言葉を聞いてあげられてるかと反省してしまいました。
子どもが心を閉ざすきっかけなんて
大人の不用意な一言だったりするのは分かってるんですけどね。
いくつになっても母親の言葉というのは
温かくもあり、突き刺さる事もあるのですよ。

それにしても田崎は好みじゃないんじゃないかな?
砕ける気がする…ww