2015年11月3日(火) 開演14:00 新国立劇場オペラパレス
久々に新国バレエ観て来ました。
ホフマン物語は初めて観るので、まず開幕前にキャスト表の裏にあるストーリーを熟読w
プロローグ ラ・ステラ
ホフマンは友達と酒を酌み交わしながら、ラ・ステラの到着を待っている。
彼女はオペラ座の歌姫で彼の現恋人。
テーブルの上には3つの思い出の品が載っており、
友人たちはその品にまつわる話を聞きたがる。
ラ・ステラが到着し、侍女に公演後の密会の約束をしたためた手紙を
ホフマンに渡すよう言づけるが、
横恋慕した邪悪なリンドルフ議員に横取りされてしまう。
それに気づかないほろ酔いのホフマンは、拒んでいた話をすることを了承する。
第1幕 オリンピア
これはスパランザーニという男がまるで生きているような人形を完成させ、
若者のホフマンがその人形に恋し、
魔法のメガネで生きている娘と信じ込むホフマン。
踊っている最中にメガネを無くし、騙されていたことに気づく。
第2幕 アントニア
10年後、クレスペルのもとで音楽の勉強をしているホフマン。
クレスペルの娘アントニアとは恋仲。
ホフマンのピアノに合わせて踊るアントニア。
二人を見咎めた父親は過度の運動はアントニアの命にかかわると忠告する。
彼女は謎の病気で踊ってはいけない体。
ドクター・ミラクルが現れ、彼女を治すといいながら、
催眠術で素晴らしいバレリーナだと信じ込ませ、
ホフマンにピアノを弾くよう懇願させる。
いやいや演奏をするホフマン、踊り続けるアントニア。彼女は彼の腕の中で息絶える。
第3幕ジュルエッタ
歳を重ね分別ある男となったホフマンは、
過去に傷ついた心を癒すため信仰生活に入っていた。
ある日、彼は悪魔ダーパテュートのサロンに来ていた。
なんとかして快楽の世界に誘い込もうとしていたダーパテュート。
そこへベネチアの高級娼婦ジュルエッタがやってきて、
ホフマンは狂おしいまでに魅せられ、誘惑され、信仰を捨てる。
ところが、鏡の中の自分の姿が消えているのを見て、
不滅の魂が失われたことに気づき正気に戻る。
苦悩のうちに許しを請い祈ると、彼の姿が鏡の中に戻る。
ダーパテュートとジュリアンは共に鏡の中に消える。
エピローグ ラ・ステラ
場面はカフェに戻り、自分の物語を語っているホフマン。
リンドルフに勧められてかなりの量の酒を飲んでいる。
ラ・ステラがオペラ座から戻り、ホフマンを探すが、
彼は過去のつらい思い出とアルコールで酔いつぶれている。
その横には丸めて捨てられたラ・ステラからの手紙。
哀しみと失意の彼女はリンドルフに促されるままその場を去る。
茫然自失となったホフマンだが我に返り、
今回もまた、彼を追い回していた悪魔の仕業だと確信する。
抜粋ストーリーですが、こんな感じ。
これは主役ホフマンにカリスマ性がないと魅力的に見えない話です。
彼の過去の恋バナを延々と見せられるわけですから。
今回の井澤駿くん、頑張ってましたがちょっと弱いかなぁ。
女性陣に負けてました。
てか、長田さん、小野さん、米沢さんと女性ダンサーを揃えてるんだもん、当然かww
2幕のアントニアと踊るところで失敗してました。
本当はどんな形になるのか知らないので、どの程度の失敗か分かりませんが、
ひょっとしてリフトの失敗かなぁ?小野さんフォローしてました。
それにしても女性陣は素晴らしかったです。
小野さん突出してました。
研修生の頃も観てましたが、今や新国バレエ背負って立つダンサーですね。
悪役を全部こなしたマイレン・トレウバエフ、面白かったです!!
彼じゃなかったら、退屈だったかも・・・しれない。
観てる間中、アダム・クーパーだったら・・・と
叶わぬ妄想が頭を過ぎってました。
プログラムにはクーパーがホフマン演った時の写真が結構載ってました
〈主要キャスト〉
ホフマン:井澤 駿
オリンピア:長田佳世
アントニア:小野絢子
ジュリエッタ:米沢 唯
リンドルフ/スパランザーニ/ドクター・ミラクル/ダーパテュート:マイレン・トレウバエフ
ラ・ステラ:本島美和
ホフマンの友人 ルーサー:福田圭吾
ナサーニエル:八幡顕光
ハーマン:奥村康祐