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2018年11月20日(火) 開演18:30 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
三島4部作「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」を原作とした舞台を観てきました。
いや~三島文学に造詣無いですから、
行く前にあらすじ読みまくりましたよw
「春の雪」は他の映画にも舞台にもなってるから、まあいいとして、
続く3作はどんどんわけ分からなくなる。
輪廻転生絡みの長い話をどう2時間半にまとめるのか興味津々でしたが、
なるほどね~と唸りました。
最初から最後まで土台を「春の雪」にし、
その上にその後の3部を組み込む形になってました。
第1部の「春の雪」で肺炎で早々に命を絶つことになる松枝清顕が
若い本田繁邦と最後まで登場します。
清顕演じる東出昌大がビックリするくらい美しい~!
東出ってこんなにキレイだったっけ?ってくらいw
清顕が美の象徴なんだから、これくらい綺麗じゃないと成り立たないんだけど、
なんか、それだけで観に来たかいがあったわww
中年出歯亀繁邦を演じた首藤さん、セリフ回し頑張ってましたね~。
インタビューとか聞くと、優し気にふんわりしゃべる人だから、
ボイストレーニングしてんだろうなぁ。
ストレートプレイの世界でもやっていく気なんだろうなぁ。
舞台上でみんなが踊ってる時に躍らせてないのもスゴイw
舞台上の小道具の出し入れも出演者が黒衣になって
独特な動きを見せてくれました。
ステージングのところに小野寺修二の名前があって納得。
長い話をうまくまとめて、最後の月修寺門跡(聡子)の言葉まで持っていってました。
これを言われてしまうと、もう諸行無常しか頭になくなるw
すべては夢、幻。
自分の子供の頃、三島由紀夫はまだ生きていたんだよなぁ。
割腹自殺のニュースは覚えている。
ただ、このニュースが流れるとチャンネルを変えられたのも覚えている。
〈主なキャスト〉
松枝清顕・・・・・・・・・東出昌大
飯沼勲・・・・・・・・・・宮沢氷魚
安永透・・・・・・・・・・上杉柊平
本田繁邦・・・・・・・・・大鶴佐助
(中年)・・・・・・首藤康之
(老年)・・・・・・笈田ヨシ
綾倉聡子・・・・・・・・初音映莉子
なので三島由紀夫作品はタイトルにちょっと覚えがあるかな~程度で内容は全くわかりません(^_^;)
私も豊饒4部作は読んだことが無く「天人五衰」は自決した日に脱稿したという話も、今回知ったくらいで。
実際に書き終えたのはもう少し前だったらしいですが。
どっちにしろ、壮絶な人だわ。