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好きなことだらけさ…

『たちあがる女』

2019年03月14日 | 映画 洋画

風光明媚なアイスランドの田舎町。
この町で暮らすハットラは、セミプロ合唱団の講師。
だがその裏で、周囲に知られていないもう一つの顔を持っていた。
実は彼女は、謎の環境活動家“山女”として、地元のアルミニウム工場に対して、
密かに孤独な闘いを繰り広げていたのだ。
そんなある日、ハットラに予期せぬ知らせが届く。
長年の希望だった養子を迎える申請が受け入れられたというのだ。
母親になるという夢の実現に向け、アルミニウム工場との決着をつけるため、
ハットラは最終決戦の準備に取り掛かる……。
(MovieWalkerより)


こんな作りになってたのか!と楽しんできました。

環境破壊の元凶と考えるアルミニウム製錬所にたった一人で戦いを挑んでる女。
工場に繋がってる送電線を切るという行為を繰り返してる。
っていうと、はぁ?って感じだけど、これがなかなか見せ方が上手い!

映画全体の空気感がどこかとぼけている。
なにより劇伴奏者が画面にそのまま登場してるw
その妙なリズムとウクライナ合唱隊の歌声が(何を歌っているのかは分からないw)
けっこう大変な事をしでかしてるのに、おどぎ話風味になっている。
一応これは映画観賞者には見えてるが、演者には見えてない設定なんだけど、
1度決断の時にハットラと目配せしたシーンがあって、うぉっとか思ったw

主人公ハットラのキャラ設定が秀逸。
双子の姉アウサとの二役をこなしたハルドラ・ゲイルハルズドッティル。
公式サイト見たら、
2015年舞台版「リトル・ダンサー」のバレエ教師役だったんですねー。
この双子設定、終盤にちゃんと活かされてます。

ハットラの破壊行為の濡れ衣を何度も着せられる自転車旅行者、
ハットラの計画に巻き込まれる牧場主、
登場人物もどこかユーモラスに味のある感じに描かれていて面白かったなぁ。




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2 コメント

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jun-sweetsさん (kurukuru)
2019-03-15 18:43:42
それが、なんとも味があって面白かったですよw
主人公が移動すると楽器持って自分たちも移動したりして。
監督のベネディクト・エルリングソンは舞台演出家としても名を知られている方だそうで。
この映画ジョディ・フォスターの監督主演でハリウッド・リメイクが決まってるそうです。
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こんばんは(^^) (jun-sweets)
2019-03-14 19:28:59
なかなか変わっていますね。
劇伴奏者が画面に映るなんて普通はありえませんもの。
返信する

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