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やすもんの相撲取り

2016-11-26 16:55:00 | インポート

Sharaku_-_Daidozan_Bungoro_Showing_His_Strength.jpg 

「やすもん」とは「安物」を関西弁で発するとそういう言い方になる。

通常は価格が安いとか陳腐な物を指すであろうか。

 

俺の場合は更に転じて2流以下の物(者)とかバッタ物に代表される

粗悪な事柄にも使ってしまうのだ。

 

タイトルは九州場所も終盤に入り優勝争いも佳境に差し掛かった

大相撲の力士たちを具体的に意味するのでないことを先にお断りしておこう。

また冒頭の絵は「大童山 文五郎(だいどうざん ぶんごろう)」という江戸時代の力士で

やすもんどころか大の人気力士であり当時浮世絵師たちがこぞって書いたくらいなのである。

因みにこの絵は写楽作のものでありこれまた一流品ですな。

後に続く拙い内容を見る前に大家の作品で目の保養でもして頂戴てことです。

 

わざわざ注釈をしたのは先日もどこかの官房副長官が「田舎のプロレス」なんて発言して

国会が紛糾しそうになって慌てて謝罪、訂正するような記事を目にしたからではないのは当然である。

あちらは公職従事者で俺は単なる好色者、助平なオヤジなだけだからね。

 

「田舎のプロレス」を弁護する気はさらさら無いがまああれはあれで意味はよく判るじゃない。

 

あの発言の趣旨は国会における茶番じみたお決まりの形式だけしか行動しない

野党に対する皮肉だって誰でも判るだろうに、

言葉尻を捕まえて「田舎の方にもプロレスにも失礼だ!」なんて

真顔で文句言う野党も50歩100歩、

いや、「安もんの新喜劇かよっ!」と思わずツッコミそうになっただけですな。

 

 

おっと、また要らん話を書き出してどこかのご隠居辺りから

長すぎるとお叱りを受ける前に本題に入るとしよう。

 

先月装着のトヨタ純正「モールディングテープ」についての報告である。

 

先に結論を書くと違いはあるのは間違いないと断言しまひょ。

それに対する対費用効果についてはビミョ~かな。

 

以前にも書いたようにメーカーが謳う「アルミテープにより放電されて

空力最適化」については全く判らないので質問しないでね。

以後読み進めても乗り心地と燃費程度の話しか出てきませんよ、皆の衆。

 

例のテープをオヤジ号購入ディーラーで装着してもらう際に

某ネッツ店でも予約していたと書いたのを覚えているだろうか。

 

納期については目処が立たないと言われていたのもあって、

キャンセルしようと電話すると「もう入りました。」の返答。

スッと入るのなら勿体付けずにサッサとせんかいと心で思ったものの、

実際の返答は「もう入ったんかいな。おおきに貰いに行きますわ。」だった。

 

俺は非常に意志薄弱、いやナイーヴで優しい男なのだ。

 

まあ金額についても約2000円の実費、

効果を確かめるにも追加で貼ってみる方がより検証しやすいではないの。

 

そういやトヨタによると汎用のアルミテープでもそれなりに効果があるって言ってたよな。

近所のコー○ンで3Mのテープも1巻ついでに買うとしよう。

 

もう1組の純正テープは切って使うのも気が引け4枚あるドアの下に貼り、

汎用テープは樹脂系の部分の思い当たる限りの到る所に貼りました。

 

R0000495.JPG 

 

R0000493.JPG 

ボデー色がシルバーメタリックなのもあり目立たないのが幸いなだけで、

節操も体裁も無いくらいになってしまったのは自覚するところだが、

もう気分だけは効果期待満々の心踊りまくり状態である。

 

では実際に走ってみよう。

尚、オヤジ号の積算計は既に40,000キロを先日突破し、

テープ装着後だけでも2,000キロ程度は走破しているので

バラつき誤差や勘違いも少ないだろう。

 

先日走っていきなり最高巡航燃費を記録したルート

(高速道15キロ、一般道15キロ)を再度チャレンジしてみた。

前回と同様に3つある車線の追い越しだけは使わず、

と言っても周囲の流れを妨げるような過度な低速走行もしないこととする。

 

中国自動車道(池田⇔西宮北)は六甲山系の裏(北)側に位置し、

「下り」はなだらかな昇り坂、「上り」はその逆の下り坂と書きながら自分でもややこしいですなあ。

要は「下り(くだり)」は西行き、「上り(のぼり)」は東行きって事ですわ。

テープ装着後にまず違いを感じたのはステアリングフィールが重くなった事。

室内の写真まで掲載していないがネットではステアリングポスト下部に

貼るのも定番のようで俺もご他聞に漏れず貼っているのが影響しているらしい。

 

但し日頃から乗っているから判るというだけでノンパワーのステアリング車に

純正よりもワイドなタイヤを履かせた時のような「うんこらどっこいしょっ!」

みたいな重さや力加減ではないと書かせてもらっておこう。

今ではもう慣れてしまって前の軽さは思い出せないけどね。

 

池田ICから乗り込んだ西行きは当然燃費が悪く大体13~15キロ。

これは多分テープ装着前でも大きくは変っていないようである。

 

さあいよいよ期待の帰路、結果は・・・・?

 

 R0000479.JPG

 

28.9キロは新記録というだけでなく十分満足できる数値だ。

何度も仕事で通る機会がありコンスタントにこの程度の記録は出せ、

実際には写真を取り忘れてしまったが30キロの大台に乗ったこともある。

 

喜ぶのはまだ早いのは承知のうえさ。

冷静に考えてみると今までは追い越し車線を多用していたので

時には100キロ+αの速度が中央若しくは走行車線を走った場合は

80キロ平均くらいだろう。

 

燃費が良くなるのは自明の理である。

またそれだけアクセル開度が少ないのは当たり前だが昇り坂の場合に

今までより踏み込まなくても走れるような感覚なのだ。

まるでトルクが倍増したみたいに。

これについてはおそらく何万というユーザーが試行してくれているはずなので

答えは今後の結論を待ってもらうのが良いだろう。

 

少々気に食わないのは中低速域で足回りが硬くなった点である。

純正より1~2割減衰力を増した物に交換しているオヤジ号だけど、

色々手を加えてかなりコンフォートな車になった自負があったというのに

運転席から下が一所懸命に動いている感がとてもあるのが判る。

急にへたったりするはずもないので何故だろうか。

 

この2、3週間はこいつのお陰で結構ワクワクさせてもらったし、

ああでもない、こうでもないと考えさせられたのも非常に楽しかったので

俺個人的には60点程度の点数はつけてあげられるかな。

モールディングテープについてはひとまずこれで決着としたい。

 

 

(追伸)

やはり世の中には捨てる神あれば拾う神ありと言うもので、

モールディングテープで起きた不満点を一発解消してくれる事が起きました。

点数比較では先の60点に比べれば90点くらいは付けられそうな雰囲気です。

現在検証中だけど機会があればまた報告するかもです。