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65歳Tクン

2018-10-08 20:00:00 | インポート

冒頭の写真は昨日帰宅の2号。

京都サミットの翌日に病院に直行した為に久々に乗っただけで

以下の本文とは一切関係ないことを書かせてもらっておこう。

こいつについてはまた別途報告の予定です、悪しからず。

DSC_0480.JPG 

 

38度だ、40度だとくそ暑い日が続いた夏がやっと終わったと思った途端に

今度は地震だ、台風だと鬱陶しい毎日がようやく落ち着いて、

1年で数えるほどしかないエアコン要らずの窓の開閉具合だけで

安眠できる夜が数日続いている。

 

睡眠に体力が要るなんて知ったのもつい最近のことである。

 

疲れたり寝不足になれば簡単に眠れるはずだと思うのが普通だろうが、

その質、深い眠りにつけないと同じ時間を睡眠に当てても疲れが残る。

 

寝ている間にかく汗も新陳代謝の証だしその機能自体が老化と共に

衰えていくのはある意味自然なことなのかも知れない。                   

 

還暦世代になった俺の同級生達とたまに会っても必ずと言ってもよいくらいに

話題に上るのは病気か健康面の話になってしまうのさ。

 

体のどこかが悪くなったりガタが来るのも50年も60年も使ってりゃ

これもまた当然というものだよなあ。

 

ところが昔のオロナミンCの宣伝でもないが「元気溌剌」ってのを

感じるのは若者じゃなくて俺以上の世代が多いのは何故なんだろうか。

ここのコミュでも若隠居さんや大雪さんを始め年長者に勢いを感じるだろ。

 

戦後間もない時期に生まれた日本人は誰もが皆、

貧しい中で今より遥かに食料事情は悪いものの国民一丸となって、

復興に向けた活力とか段々景気が良くなり生活も豊かになっていく

そんな夢や希望も持てた世代だからというのは俗説とは思えない

 

その後の俺達も若干その影響は受けただろうが、

戦争も知らず高度経済成長の真っ只中で何とかおこぼれ頂戴という年代だろう。

 

勿論現在は客観的には更に豊かにはなったはずだが、

国民総中流意識でぬるま湯に浸かった様に殆ど希望や夢を持てず、

また食品も遺伝子操作とか変な化学物質、抗菌仕様など

過保護な虚弱体質な若者が増えたからじゃないのか。

 

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先日知人に誘われてTのライブコンサートに行ってきた。

会場の大阪Fホールは3階席までぎっしり一杯の満員御礼状態。

 

Tは俺にとってもう30年以上前からのお気に入りの一人だ。

殆どテレビには出ず専らライブ活動をやっているのは知ってはいたものの、

超人気でチケットは発売即完売というもので入手が非常に困難だった。

 

たまたま知り合って仲良くなった女性がその彼のファンクラブに入っており、

毎年彼のツアーを観に行くのが自分の生きがいと書けば大袈裟だが、

間違いなく自分の生活のモチベーションになっているというではないか。

 

おそらく優先枠があるのだろう、数ヶ月前に誘いを受け

すぐにOKと返事をしていただけなのさ。

最近はネットでの転売防止もあって事前に記名登録式となっている。

便利な反面急なキャンセル等があった場合は他人には譲れないのが不便だね。

 

 

Fホールは数年前に改築されどこの席からも音響効果が変わらないように

設計された音楽専用の素晴らしい会場で、

Tも全国でツアーをしていて間違いなくここは日本一の音楽ホールだと認めたついでに

今日の客もそれに相応しいと言っていたのは当然リップサービスだがね。

案内された客席も1階の前から14番目の良席だった。

 

確かTは60代半ばだったはず、高音が魅力のヴォーカリストでヒット曲も数多い。

ファンならずともクリスマスシーズンなんておそらく誰もが耳にする曲もある。

 

周囲を見渡すと観客の平均年齢は俺世代より更に上だろう。

白かったり薄くなった頭部もチラホラ見える。

 

ただ生で聴くのは初めての俺、その声の衰えを気になっていたのは

オープニング曲を歌い出してすぐに杞憂だと判った。

 

流石の声量と上手さはCDやレコードでしか聴いていなかった

俺でも納得する出来栄えなのだ。

おそらくは普段日常からのボイストレーニングや節制の賜物だろう、

40代の頃は危なかったけど今の方が声の調子が良いと話していた。

 

1曲目で立ち上って踊る熱い女性ファンの一人にも

「最初から立ってると疲れますから座っていてくださいね。

まだ後半に立つ曲もありますから。」と優しく余裕のコメント。

やはり年齢層の高いライブではこうでなくっちゃね。

 

曲間のMCでは彼自身若い頃はいわゆる音楽オタクで

誰も知らないような洋楽を好んで聴いたり歌ったりしていたけど、

今は観客が知ってくれている曲を選んで演ってるそうな。

「もう年齢的には前期高齢者になりましたがまだまだ元気高齢者です。」

なんて駄洒落も言えるくらいに重ねた年齢は

尖がった性格も丸くしてくれるようである。

 

Tファンの俺は当然皆知っている曲ばかり。

途中のメドレーでは大瀧詠一のハンドクラッピングルンバなんてのも挟み、

懐かしくてウレシ涙がちょちょ切れそうになっちゃった。

ハイティーン・ブギだけは彼の曲だとは知らなかったなあ。

曲を覚えている者の大半は近藤真彦のイメージでしょ。

 

殆ど立ったまま出ずっぱりのT。

最後までバテたり声の調子が落ちることは無かった。

後半に入ると予告通りにスダンディングとなる。

おっさん、おばはんから兄ちゃん、姉ちゃん、

父ちゃん、母ちゃん、爺ちゃん、婆ちゃんまでノリノリで、

定番曲ではクラッカーの嵐。 ※注1)

暗い場内はまるであちこちでホームパーティさながらの状態。

こうして3時間15分のライブはアッという間に過ぎ去ってしまったのだ。

 

来年も全国各地にツアーするらしいのでチケット競争倍率は高いけど

皆さんも是非一度行くことをお勧めする。

きっと満足いただけることだろう。

 

 

セットリスト

1.SPARKLE 2.新(ネオ)・東京ラブソディ  3.MUSIC BOOK

4.あしおと 5.WINDY LADY 6.DOWN TOWN 7.Solid Slider

8.OH,Pretty Woman 9.REBORN 10.シャンプー 11.Blue Velvet

12.おやすみロージー 13.Joy To The World 14.希望という名の光

15.ずっと一緒さ 16.今日はなんだか 17.Let's  Dance Baby

18.ハイティーン・ブギ 19.アトムの子 20.LOVELAND,ISLAND

アンコール

21.ミライのテーマ 22.Ride On Time 23.恋のブギ・ウギ・トレイン

24.Your Eye

 

※注1)17.の曲のあるフレーズでクラッカーを鳴らすのがツアー常連客のオキマリで

  当然俺も連れ合いに持ってきた物を渡されたものの

    なんせ初めての為、タイミングが若干ずれてしまったのである

  次回にお誘いがあるかどうかは自信はないけどね・・・。?