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G○20サミット開催

2019-07-15 17:30:00 | インポート

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G20とは「Group of Twenty」の略称で主要国首脳会議(G7)に

EU、ロシア及び新興国11カ国の計20カ国・地域からなるグループである。

 

先月28日(金)から29日(土)にかけて大阪で

サミットが行われたのはご存知の通り。

実際には代表メンバーに加えて8つの招待国と9つの国際機関が参加し、

護衛や関係者を入れると相当な数の来賓が来日することとなった。

 

そうなると当然その2日間は勿論、開催前の数日間は大阪各地での

警備や巡回など警察官も地元だけでは賄いきれず、

全国から集められたのは32000人の動員であった。

 

伊丹空港周辺の一般道路での検問はかなり厳しく、

コンビニ経営する知人は夜中に帰宅するところで引っかかり、

トランクのゴルフバッグをクラブまで抜かれて逆さに振られる徹底ぶりは

果たして当日にトランプ大統領が来たのでやはりと思った通りとなった。

 

そんな喧騒を避け前日に北海道へ脱出していたのはサミットとは関係なく、

事前に「カムリ・クラウン・Beloved Carオーナーズオフ会」参加が

決まっていたからなのは正直に告白しておこう。

 

 

 

というような話には全く関係なく、オヤジ2号の話である。

そうご隠居さんから「あのボロ車」と称された

29年前に製造されたソアラのお話。

 

クレイジーキャッツの「ハイ、それまでよ」みたいになっちゃうけど、

ちょいと程度の良い割には安い車じゃないかと飛びついたのが運の尽き?

 

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次々と起こる不具合に既に補修部品がメーカー在庫なしとなっている中では

ディーラーやショップだけでは限界があるというもの。

彼等も仕事、生活がかかってるだけにお金にならない事を

気安く受けてくれないのは当たり前なのだ。

 

ソアラ愛好家達にすがるしかもう思いつく方法はなかった。

ネットサーフィンで辿りついたのは「まる助さん」のHP。

http://www.marusuke.com/

九州の方でとっても親切、またソアラのガルウイング化とか

オリジナルのマニュアルミッション製作等も行う本格的な

九州では知る人ぞ知るソアラオーナズクラブの重鎮でした。

 

私の住所を伝えるとすぐに近くのTさん、

「20特殊部隊隊長」を紹介してくれたのでした。

また同様の活動をしている長野県の「纏さん」も紹介いただきました。

この方も雑誌やマスコミに何度も取り上げられる程の有名なソアラオーナー。

http://matoimatoi.blog.fc2.com/

 

その後もシフトレバーカバーをディーラーで交換依頼した際に

そこの整備士がレカロシートの電線を短絡(ショート)させてしまい、

結局シートの配線は直ったもののルームランプやカーテシランプが

点かなくなり調べてもらうと「ジャンクションボックス」、「インテグレショナルリレー」が

必要だと判った時もまる助さんが中古の部品(新品はもうない)の

出物を探してくれたりと非常にお世話になりっぱなしだったのだ。

 

ソアラは毎年一度恒例で全国オフ会が開催されている。

今年は纏さんが代表幹事で信州で行われ

総数200台以上のソアラが集まる予定らしく、

まる助さんもTさんも当たり前のように参加するとのこと。

 

当然私も行くっきゃないというので本番当日7月14日(日)の

日帰り約800キロは還暦オヤジには辛いので、

前日夕方に近くのビジネスで一泊して初参加することにした。

 

梅雨時期だけに仕方ないとは言うものの数日前から関西は雨天で、

当日の信州の予報も100パーセントほぼ雨。

 

前日は宿泊組有志の前夜祭(まあ宴会です)が予定されており、

それにも参加すると連絡し纏さんにも快諾してもらっていた。

 

実はオフ会会場には近いものの私の宿泊ホテルはギリギリでの参加表明で、

彼らのホテル近くの前夜祭場所までは電車で30分ほど移動しなくてはならない。

 

纏さん300数十人の世話をしていて準備や打ち合わせ等とても忙しいはずだが、

私には最寄りの岡谷駅から現地までの往復時刻表まで事前連絡があった。

丁寧に調べていただき有難い話だがどこまで細やかなのかと驚く方が先だった。

 

遅れるつもりは毛頭なく時間に余裕を取ったせいもあって、

雨の高速をゆっくり走っても午後15時半には宿泊先に無事到着。

 

前夜祭の集合19時までは何もすることがない。

まあ付近を散策しがてら早めに向かうとしよう。

 

ホテルから駅まで徒歩約5分。

ちょっと田舎ののどかな感じの駅なのに改札入ると何となく騒がしい。

 

切符を購入しプラットまで来ても電車の到着時刻表示がない。

ホテルにこちらが到着する直前に列車事故があり、

その影響で大きな遅延が起きていたのである。

https://breaking-news.jp/2019/07/13/049737

 

まあそれでも時刻はまだ16時前、早めに来ていて良かったと

プラットで持参した小説でも読んで待つとしよう。

この安心感がその後に急転直下のエライ目に

遭うことになるとはこの時は夢にも思う訳なんて全くなかった。

 

何度も到着時刻の訂正がアナウンスされ、

ようやく約2時間後の18時頃に来ると判った。

纏さんにも駅から連絡しておいたので多少遅れても大丈夫だろう。

 

土地勘がないのに加えて事故の発生場所が前夜祭会場付近だと

知ったのもかなり時間が経過してからのことだった。

 

運行は下車する予定の広丘駅手前で遮断されており、

その一つ手前の塩尻駅までは行けると判ってはいたのだが

一気に向かうのではなく各駅停車のピストン輸送とでも表現すれば良いのか

岡谷から二駅次の辰野駅で一旦降りて乗ってきた電車は逆報告に戻り、

先の駅から迎えに来る電車も少し行けば降車するというような状況なのだ。

 

車両の終着の塩尻駅からはダッシュでタクシーに乗らねば間に合うまい。

慌てて塩尻を降りてタクシー乗り場まで行くと待ち人数は10数人。

幸い時刻は19時までは少し時間があり何とかなりそうだ。

と、思ったものの待てど暮らせどタクシーが来ない。

よくよく考えれば日頃は駅前のタクシーなんてあまり無さそうな

田舎の駅で都会みたいに次々と来ると思うのは甘い考えだった。

 

ぽつりぽつりと進むものの残り5人程度まで行ってふと後ろを見れば

もう既に100人くらいは並んでいただろう。

時刻はもう19時半。

 

そこに駅構内からのアナウンスが。

「下り(岡谷方面)は現在のところ列車の運行時間が不明です。」

ん?なんやとそれじゃ仮にタクシーで遅れて行ったとしても

ホテルに帰れなくなるではないか。

 

集団心理とは怖いもので後に並んでいたタクシー待ちの客のかなりが

一斉に駅に走って戻りだしたらこちらも更に不安になる。

このままタクシー待ちをしていたところでギブアップ。

纏さんに事情を説明してキャンセルし駅に戻った。

時刻は20時、この時点でホテルを出てから4時間以上経っていた。

 

構内では「只今、懸命な復旧作業をしております。

ご迷惑をお掛けしますが暫くお待ちください。」の繰り返し。

 

ようやくあった新たなアナウンスは

「先に事故車両を移動しますので黄色い線の内側に離れてお待ちください。」

冒頭の写真はその時のものである。

 

自転車並みの速度で私の前を特急列車が通り過ぎたのは21時過ぎていた。

ようやく乗れたのは21時半、但し往きと同じ二駅行けばまた降りなくてはならない。

 

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次の迎えのピストンは30分後の予定、但しこれもあくまで予定。

もういい加減疲れてヘロヘロになった私は駅改札に行き

タクシー乗り場の有無だけ聞いて辰野駅で下車。

幸い誰も待っていない1番待ちだったが万が一タクシーが来なくても

予定の列車に乗ってもらって結構だと駅員から許可をもらっていたが、

地元の皆さんは慣れているというか電車の来ない駅から

普通に何度も自販機や駅前売店まで自由に改札を出入りしていた。

 

結局電車の予定時間よりは早くタクシーに乗れたが

岡谷駅前に着いたのは22時半だった。

車で来た片道時間より長い近くて遠い前夜祭会場となってしまった。

 

さあ気を取り直して明日は本番会場に行くぞ~!

 

(つづく)

※タイトルはもうすっかり話題にもならなくなった各国首脳会議風にしているが、

  よく見てもらえばGの後に○印があるのが判るだろう。

  本当はこちらに一文字入れてもらえば有難い。

  当然mocchiさん辺りならご存知かと思うのだが。