お箸*12 箸感謝祭

2016-08-14 | お箸の世界
 8月4日は、八と四で 「箸の日」。

先日、赤坂 日枝神社(ひえじんじゃ)で行なわれた 「箸感謝祭」に参列いたしました。


     
     長い階段が大変な方のために、エスカレーターもあります。


     
     まずは手水舎で手と口を清めます。


     
     蝉時雨の中、神門をくぐり・・・。


     
     社殿へと向かいます。
     もともと色黒のところへ逆光のため、後ろ姿に見えてしまう秘書にゃんこ


     
     社殿の左右で参拝客を迎えるのは、狛犬ではなく、一対の神猿像。
     向かって左は子猿を抱いた母猿で、右側は父猿なのか、共に が供えてあります。
     
     猿(えん)は縁(えん)とも通じ、さらに今年は申年のため、
     パワースポットとして、ご縁を求める方の参拝が多いようです。


     
     「箸感謝祭」が執り行なわれた社殿の天井絵。
     思わず見とれてしまいましたが、実はここ最近の作で、
     江戸や武蔵野を彩った百花草木に鳥虫を加えた123枚の板絵。


     
     ニュースで放映されるのをご覧になった方もおいででしょう。
     神職の方々により火が熾され、お世話になった箸のお焚き上げを行ないます。


     
     古式ゆかしく執り行なわれる「箸焼納祭」


     
     御朱印を頂き、日陰でひとやすみ。



 社殿で行なわれる玉串奉奠や巫女さんの舞の見学、内庭でのお焚き上げは、どなたでも参加なされます。

この日は、ご自分が使ったお箸を持参されて、正装で臨まれる方もおいででしたが、

たまたま居合わせたであろう参拝客の方々が、用意されたお箸を手に列に並ぶ姿も多く、

炎天下ですが、場所柄、皆さん日傘や帽子を遠慮して、火に近づいてお箸をくべました。

心頭滅却すれば、火もまた涼し・・・とは参りませんが、

私にとっては、このような伝統行事に臨むなど、数少ない機会といえます。

何より、お箸に感謝の思いをきちんと伝えられたことに、けじめのようなものを感じ、

これからますますお箸と仲良くなりたいと、思いを新たにいたしました。 


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