8月4日は「箸の日」
今年も日枝神社の「箸感謝祭」に参列しました。
ただでさえ暑い中、炎にお箸をくべる神事。
語呂合わせの8月4日より、お箸の形の11月11日にしてくれたらと毎年思います
でも、詣でたときの背筋が伸びる思いや、参拝後の清々しい気持ちは格別です。
首相官邸が近くにあるため、日枝神社の辺りは警察官や車両が常駐しています
炎天下にお疲れ様ですと会釈して通り過ぎ、次の目的地である六本木へ
道すがら、1950~60年代 オールディーズのお店「KENTO'S(ケントス)」を発見
何を隠そう、若かりし頃の「遊び場」でした
当時は六本木交差点のアマンドの近くだったのですが、どうやら移転したようです。
東京ミッドタウンに到着。
「箸の日」にちなんで箸長(はしちょう)さん。
お箸はもちろん、お箸置きの種類が豊富なお店です。
サントリー美術館「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」(7月3日~9月1日)
外の暑さもミッドタウンの喧騒も忘れる、時間と空間。
将軍家に連なる御三家の筆頭であった尾張徳川家に受け継がれてきた品々。
第1章は、具足や刀剣など、泰平の世にあっても怠ることのない武士としての備え。
第2章は、茶や能、そして香という、大名が習得すべき芸道。
第3章は、大名や家族が私的な生活で用いた、着物や楽器などの奥道具。
「特別公開 国宝 初音の調度」
3代将軍家光の長女 千代姫は、わずか2歳半で尾張徳川家に嫁ぎました。
家光が、溺愛した姫のために誂えた婚礼品は「初音の調度」と呼ばれました。
「初音」といえば、源氏物語 第二十三帖。
光源氏の娘を出産したものの、物心つく前に手放した母(明石の御方)が、
娘への心尽くしの贈り物に添えて、「初音きかせよ」と詠んだ歌があります。
幼い姫を嫁がせる家光の心情には、この母と重なるものがあったのでしょう。
そしてもうひとつ、「特別公開 国宝 源氏物語絵巻」(現存する最古のもの)
第四十五帖「橋姫」(宇治十帖)
光源氏の息子(実は他の男性の子)である薫が、宇治に住む美しい姉妹を垣間見る絵。
この絵巻物を前にすると、源氏物語が架空のお話であることを忘れてしまいそうでした。
お読みくださいまして、ありがとうございます。
美術館併設のお店「加賀麩(ふ)の御膳」 に、
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