中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

中国の資源消費の状況

2012年08月16日 05時02分52秒 | 2012ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「海外製造業による我が国製造業へのM&Aの内訳」をみましたが、今日は20ページの「各種材料輸入価格の推移」をみます。

この図は、財務省「貿易統計」で1990年の値を1とした材料輸入価格の推移です。

これをみると90年代は横ばいですが、2004年頃からが「非鉄金属鉱」や「原油及び粗油」を筆頭に大きく上昇していることが分かります。

2008年のリーマンショックの影響により一時的に価格が大きく下落したものの、その後、再び輸入価格が上昇に転じています。

この原因は中国を始めとする新興国の旺盛な資源需要です。

次の「図114-2粗鋼の見かけ消費量及び鉄鉱石輸入価格の推移」において2000年以降の主要国別の消費量が分かりますが、2000年当時は中国は全体の1/5程度であったものが、2010年ではその消費量を5倍に増やし全体の半分を消費する大国になっています。

中国の旺盛な需要による資源価格の高騰は我が国ものづくり産業にとって大きな制約となる恐れがあることが、これらのグラフからも学べる訳ですね。

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