中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

ものづくり人材の入り口を変える!

2013年09月04日 05時06分19秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2013年度ものづくり白書 72ページの「特許取得後の権利の適切な行使」をみましたが、今日は74ページの「不足する技術系人材」をみます。

ものづくりを担う技術系人材の確保状況をみると、十分確保できている企業が6.7%、多少は確保できている企業が39.8%ある一方、あまり確保できていない企業が41.5%、全く確保できていない企業が5.1%あり、約半数の企業が必要な技術系人材を確保できていない状況にあることが分かります。

続いて、技術系人材が確保できない理由をみると、「技術系人材の絶対数が少ない」が42.0%と最も多く、次いで「人材の質(基礎学力や技能など)が低下している」が34.0%となっており、技術系人材の人数面だけでなく質の面においても低下していることがうかがえます。

また、「育成活動に必要な費用や人員を捻出できない」(37.1%)、「十分な報酬や福利厚生を用意できず、必要な人員が集まらない」(34.2%)など、技術系人材を雇用・育成するための費用が捻出できないことも大きな要因となっていることも分かります。

白書はこの状況について、少子化による学生数の減少に加えて、いわゆる理系離れが背景にあるとあります。

改めて、小学生の教科書を見てみると、杓子定規で堅苦しく興味を持てないのですが、例えば、飛行機はなぜ飛ぶとか、はやぶさはなぜ帰って来ることができたか等、子供だけでなく大人も興味を抱く入り口を設定してくれると、ものづくり人材の裾野が広がるような気がします。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★