中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

コモディティ化と製品寿命

2013年09月07日 05時11分11秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2013年度ものづくり白書 85ページの「世界の航空機産業における構造変化」をみましたが、今日は87ページの「デジタル化・モジュール化による製品寿命の短期化」をみます。

下の図をみると、「機械制御から電子制御へと重点がシフト(デジタル化)」、「モジュール化が進んでいる」、「標準化が進んでいる」、「技術革新のスピードが速い」という特徴を持つ製品について、10年前と現在における製品寿命を比較すると、製品寿命が大きく短期化していることが分かります。

次に、主な製品分野別に製品寿命の変化を見ると、「自動車」「産業用機械」「電気機械」いずれの分野においても製品寿命が短期化していることが分かります。

特に「電気機械」分野は、10年前でも他の製品分野に比べて製品寿命が短かったが、現在は一層短期化が進んでおり、製品寿命が3年以下との回答の比率は10年前の43.8%から現在は72.6%へと大幅に上昇しています。

ここでいう「製品寿命」とは、製品として機能する平均年数ではなく、次回モデルチェンジまでの平均年数を指します。

特に上の図をみると「技術革新のスピードが速い」が大きな理由となっていますが、消費者としては、新旧の差が分かりづらくなっているところに、コモディティ化の難しさがあるということなのでしょうね。

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