うぇるなび

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自分とは何か.

2009-08-29 | Yoga
自分とは何か考えた事ありますか?

自分身体と周りとの境界線が自分・・・と言う空間的に自分の範囲を言う場合もあるでしょう。

自分の考え・・・と言う人もいるでしょう。

自分のDNA・・・遺伝子的に全く同じものを自分とする考えも当然あるでしょう。

逆に、自分でないものとして。

ウイルス(ばい菌)・・・・など、免疫機能が働くものは、明らかに自分ではないとも言えます。化学物質も同様。

拒絶反応・・・臓器移植などで他人の臓器を体内に入れた時に起こるようなものは、自分ではないとも言えます。

異なる考え・・・自分と違った考えは自分ではありません。が、自分の考え方が変われば自分になります。

では・・・『ガン』はどうでしょう?
元は自分自身の細胞が、突然変異している自分の体内にある自分の細胞。
ガン細胞は、自分じゃないのでしょうか?
自分じゃないから、手術して切除したり、『ガンとの戦い』と言うのでしょうか。

形も機能も正常な時は自分自身で、異常になったら他の生き物になるのでしょうか?

自分と母親の区別がつかない乳幼児の時代から、母親と自分、自分と兄弟、自分とペットなどなど、徐々に『自分』と言うものを理解し、自分と社会と自分とのかかわりを学んで行きます。

僕らの世代の前後は、日本の高度成長期であり激しい競争社会を生き抜いていたものです。
競争相手や、目標があったからこそ『自分』と言う存在を理解していたとも言えるでしょう。
だから、競争相手や目標が無くなった時点で、自分と言う存在意義を、見失ってしまいがちです。

また、自分のルールを曲げない人ばかりだと、社会はうまく回りませんから、法律と言う判断基準を設ける事になるわけです。
自分と言う範囲を間違えると、周りにも良からぬ影響を与えてしまうことになるわけです。

自分と言う存在を適確に把握し、まわりと調和させる事は非常に難しい事ですが、そのヒントはYOGAスートラや東洋思想のベースでもあるインドの聖典群に沢山書かれています。

自分とは何か?
ひとりゆっくり考えてみてはいかがでしょう?
月1回は、YOGAスートラの勉強会もしていますので、よかったらどうぞ。

yamaB@MAYURA