パタンジャリのYogaスートラ第1章33節より
1.33 MAITRI KARUNA NUDITOPEKSHANAM SUKHA DUHKHA PUNYAPUNYA VISHAYANAM BHAVANATAS CHITTA PRASADANAM.
幸せに親しみ、不幸を悲しみ、善行を喜び、悪行を見過ごすことでchitta(心の素)は清澄になる。
悪行を行う人はよく見かけるし、付き合わざるを得ない場面もあります。
そんなとき、いちいち腹を立てたり、「なんでそんなことするの?」と考えたりすると、心を無意味に動揺させることもあります。大した悪行でなければ、見過ごすということも必要なのですね。
参考までに、他の訳の例
『他人の幸福、不幸、善行、悪行に対するそれぞれの慈、悲、喜、捨の態度を養うことは、心素を清浄にさせる。』
Yogaの哲学は、アサナ(体操)のことは、全くと言ってよい位言及しておらず、人の心と瞑想の方法にフォーカスしてまとめられています。
難しいイメージがありますが、サンスクリット語を素直に訳すとシンプルで心のありようを良く理解出来ます。また、うまくできない場合のヒントも沢山あって、心が乱れたときに、とても使えるバイブルでもあります。
5/9(日)に、プチ講座をします。一般の方でも参加出来ますので、よかったらお越し下さいませ。(終了しました)
Shudhananda@MAYURA