うぇるなび

yoga ayurveda インド哲学 心を豊かにする生活

変化するもの、しないもの。

2010-05-06 | Yoga
カタチがあるものは、時間とともに常に変化し続けるのが自然だし、変化しない方が非常に難しい。

YOGAのアサナは、歴史とともに変化してきましたが、哲学は全く変化していません。解釈の変化はあったものの、元々のサンスクリッド語原典は、変化のしようがないのです。

伊勢神宮は二十年毎に本殿を建て替える『式年遷宮』を繰り返し、『建築』と言う無形の技術を伝承させて来ましたが、新しく立て替えることで、昔と変わらない姿を我々に見せてくれるのです。だから、伝承もさらに確実になる。

ベートーベンの『運命』は、当時のテンポは、今のに比較して、相当スローだったそう。

こうやって、変化しながら生き続けるものと、全く変化しないまま生き続けるものがあるわけです。

心も常に変化し続けています。
しかし、全く変化しないものを見続ければ(意識し続ければ)心も変化しなくなるわけです。

これがYOGA哲学の目指すところでもあります。

カタチは、さまざまに変化させるが、根本の哲学は変えない。
そんな「理想」を追い求めているのです。。。

YAMABECH@MAYURA