うぇるなび

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インドの暴走バスっ。

2007-07-04 | Report
インドの交通事情が凄まじいのは、行った人ならご存じなはず。
今回のインドツアーで、ついに乗りました。ローカルバス。
窓は鉄格子のみで、風もホコリも、葉っぱも雨も入って来ます。


見てのとおり、立っている乗客もいるのに、アクセル全開、フルブレーキ、限界コーナリングをくり返す。
ちなみに、私は満席のため最後部でハードケースの上に座っていて、椅子(?)ごと何度が宙を舞った。


バスのフロントウインドウを見て欲しい。右側を走ってます。
クラクション鳴らしっぱなしで!2車線の道を80?/h位で!

インドは日本と同じ左側通行。
この写真を撮った時、前方には車が来てて、ぶつかる瞬間が撮れるかもと思ってシャッターを押したのですが、幸運にも対向車が路肩に避けてくれて生き延びました。(笑)

日本だったら、乗客の通報でパトカーが10台位で追跡しそうな勢いの運転。
もちろん、ドライバーはクビでしょう。

インドのバスの運転手側にも理由があって、売上によって収入が激変するために、定員オーバー&暴走しないと稼げない仕組みになってるみたいなのです。
国民が税金を払わないから、警察も少ないし、インフラの整備も悪いので、結果、危険なドライビングを止められないとも考えられます。


すべてを悟っているのか、こんな場面でもインド人の乗客は大人しいものです。(1時間半乗って300円位だから文句言えない?)

こんなところで、『全てを受け入れる』と言う、ヨガの精神を学ぼうとは。。。

ヨガと言えば、今日、テレビで日本の教育現場の取材をしていて、新人先生が小学生に『まえにならい!』をさせようとするけど、なかなかしない。
でも、ベテラン先生がすると全員がすぐに整列する!

マユーラの森では、数々のワークショップで著名な先生を経験して来ましたが、ベテランの先生はやはりどこかが違う。
指導方法もだが、一番違う点。それは『義務』を果たすところ。
何があっても、約束とおり来てクラスをしてくれます。

『あたり前っ!』と言う人もいるだろうが、それが出来ない『プロ』も多いのです。

この暴走バスの運転手さん。
確かにスリリングだったが、怪我もなく我々をちゃんと運んでくれた。プロです。
ただ、目的地には着かず、出発地に着いてしまった。

これは、乗るバスを教えてくれた、アレッピーのバスターミナルの職員のせい!?
こいつはプロじゃなかったのだろう。確かに、役職者みたいだった。
役職が上がるにつれ、どこの組織でも役に立たないものなのか?(汗)





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