Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

自分の「種」=カスくらい、ちゃんとゴミ箱に捨ててくれ

2012-11-11 02:27:52 | コラム
ラブホテルに行ってきた。

残念ながら? プライベートな利用というわけではなく、取材なのだけれども。

独り暮らしだから「行く必要がない」ため、ラブホテルの利用なんて「1~2度」しかない。

ちょうど同じころ、TBSの深夜番組『有吉ジャポン』でラブホテルが特集されていて、
西川史子先生が「横浜インターそばに沢山あるホテルは、全部行っている」と発したのが面白かったが、
鈴木正文GQ編集長の「日本特有のもの。性行為のみを目的としたところが、なんともユニーク」という意見に、ほんとうにそうだよなぁと。

米国では、映画によく出てくるモーテルが「その代わり」になるのだろうか。

『サイコ』(60)みたいな「モーテル発」の事件・事故も多いと思われるが、
基本的にフロントと顔を会わせないラブホテルのほうが、事件・事故の起こる可能性はひじょーに、ひじょーに高い。

個人的に最も鮮烈だったのは、同じ日に別々の部屋で3人の中年男性が首をくくった事件だ。

90年代だったか、確か3人とも会社の社長だったはずで、経営不振により・・・というのが自死の理由。
哀しいというか切ないのが、言いだしっぺ? のリーダーの部屋に集まり、缶ビールで乾杯したあと、それぞれの部屋に戻ってロープを吊るした、、、というところ。

最後くらいドンペリでも―と思うのは、あまりにも俗っぽいのだろうか。

結局は未だ犯人がはっきりしていない「東電OL殺人事件」の彼女が夜鷹となって活動していたのも、ラブホテルだった。


文末動画に出てくるようなホテルは、現在はほとんど見かけない。
金さえ出せばプールや水槽がついている部屋で遊ぶことは可能だが、人気があるのは「リーズナブル」な部屋で、この業界も不景気といえば不景気なんだそうだ。

この数年で急増したのは、男とデリベリーヘルス嬢のカップルだという。

なるほど、金銭が介在して成り立つ関係性だから、部屋の構造に豪華さや面白さなんて求めていないのである。


シナリオ執筆の参考にするための取材だった。
十数年前にルームスタッフとして働いていたこともあるが、当時と現在とでは明らかにちがうと思ってね。
当時の印象のまま書いたら、描写として古くなる可能性が高かったから。

というわけで。
部屋を見せてもらったあとに、ルームスタッフ(同年代男子)にインタビューをする。

「どうですか、仕事、面白いですか」
「まぁ、いろんな意味でシモジモの仕事だけど、喰うためにね。つまらないということもないし」
「時給、けっこういいですもんね」
「えぇ、それに、これは男しかラッキーって思わないでしょうけれど、部屋によっては喘ぎ声が聞こえてくるし」
「(笑う)分かります、分かります。逆にイヤなところは?」
「そうっすねぇ・・・ちゃんとゴミ箱があるのに、コンドームをシーツの上に置きっ放しにする客とか」
「居ますよね、そういうヤツ。ウンコ拭いたトイレットペーパーを、便器じゃなく床に捨てるってことですもんね」
「そうそう!」

自分が働いていたときもそうだったが、これがいちばんイヤだったし、分からないところ。


捨てようよ。
テメーのザーメンなんて、テメーと、テメーに抱かれる女しか触れないはずっしょ?


※画像は、ラブホテルのシーンも印象的なキム・ギドク監督作『サマリア』(2004)
※※ 動画は、ラブホテルのドキュメンタリー映画




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明日のコラムは・・・

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コメント (3)
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