Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(71)

2014-04-10 00:30:00 | コラム
くいずしょ「う」→「う」ぉーるがい(ウォール街)

苦手なもの。

食べ物でいうと、干しブドウ、小豆、プルーン、つぶあん。
ヒトでいうと、いきがっているアンちゃん、痰を吐くオヤジ。

学問や世界? でいうと、数学、そして経済。

東京証券取引所なんて、なにがどうなっているのか「さっぱり」分からないし。

だけれども。
perfumeの舞台演出(=プロジェクションマッピング)で名を馳せた真鍋大度が「取引」を視覚化してみせた作品は、おおいに感心した。

これね。
東京証券取引所とネット上でリンクし合い、金額が瞬時に提示される仕組み。




あぁなるほど、こういう世界なんだなと。

まぁ感心するだけで、その実、理解はしていないわけだけれども。

はっきりいえば、堀江くんがなぜ収監されていたのか理解していないし。
「バブル」がなんだったのか、若いひとに解説出来ないし。
外資系がどうとか、ヒルズ族がなにをどうしているのか「超どーーーでもいい」と思っているし。


経済と映画は「そこそこ」相性がよく、いくつかの成功作が生まれている。
苦手とはいえ、映画として提示されれば敬遠することなく観にいきますよ。「分かった振り」が出来るし、少しだけ頭がよくなった気もするし。

今年の収穫、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)は(いろんな意味で)飛び過ぎていて頭がよくなった気分には浸れないけれど笑、
ウォール街こそ世界の経済の中心地である―ということは、経済音痴の自分でも分かる。

そういえば『プリティ・ウーマン』(90)のリチャード・ギアも、ウォール街で活躍している実業家という役だった。
だった、、、が、ウォール街を描いた映画で最も有名なのは、87年に発表された『ウォール街』だろう。

ベトナム「ばっかり」描いていたオリバー・ストーンが、初めて「現在」に目を向けた作品として知られている。

冷酷な投資家ゲッコー(マイケル・ダグラス)と、上昇志向の強い証券マン・バド(チャーリー・シーン)の物語。

ゲッコーを快演したダグラスは本作でオスカー主演賞を獲得した・・・のに対し、ヒロインを演じたダリル・ハンナがゴールデンラズベリー賞(最低演技賞)を受賞しているのも面白い。
たしかにハンナは、こういう役は似合わないよな~。

物語が大きく動き出すのは、ゲッコーとバドによるインサイダー取引。

ことばそのものは知っていたが、それがどういうものかは本作によって知った。
知ったが、他者に説明することは出来ないがね!!笑


<インサイダー取引、デジタル大辞泉より>

会社の役員・従業員・帳簿閲覧権を有する株主などの会社関係者が、その職務や地位によって得た未公開の重要な情報を利用して行う自社株などの取引。金融商品取引法によって禁止され、種々の規制が行われ、罰則規定が設けられている。内部者取引。


こう説明されると、ひじょーに分かり易い。

ただやっぱり、経済事件などが報じられるとピンとこないし、
ここいらへんが「ろくでなしの側面」全開だと自分でも思うのだが、「刑事事件のほうが面白いね!!」などという感想を持っちゃう。

性格悪いねぇ。
経済事件は基本「ひとが死なない」から、こっちのほうが平和といえば平和なのに。

だから自分は、つくづく経済とは無縁の人生なのだなぁ、、、と実感するのであった。


あすのしりとりは・・・
うぉーるが「い」→「い」んぐりっどばーぐまん。

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明日のコラムは・・・

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コメント (4)
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