Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

来世でな。

2014-04-12 00:30:00 | コラム
3~4月は、別れと出会いの季節。

自分も40年生きているから、それらのことをヒトナミには経験してきた。

恋愛や卒業にかぎらず、ね。
いっぱいアルバイトしてきたし。
フリーのライターゆえ一期一会的な関わりが多く、1日で出会いと別れの両方を経験したりもして。

けれども出会いはもちろんのこと、別れの場で涙腺決壊みたいな現象が起こったことはない。
映画のように痺れる別れのことばを発したこともなく、それが現実だよ―と、この世を悟ったつもりでいってはみるものの、ちょっと寂しいよね。

というわけで。
二夜連続企画で、映画で印象に残る「別れ」と「出会い」の10傑を選んでみたい。

今宵は、別れがテーマ。

えれー沢山浮かんで、選出に困った。

ベタなものがあったり、自分らしいものがあったり、変化球があったりと、いろいろ趣向を凝らしてみたが、
あなたが印象に残っている「映画の別れ」って、なんですか?


(1)『ミッドナイト・ラン』(88)

賞金稼ぎと「その標的」の珍道中。

最後に交わす「来世でな」が味わい深くて、散々笑った映画なのにグッときてしまうのだ。

(2)『用心棒』(61)

「あばよ!!」

脚本は、この最後の台詞が最初に浮かんだのではないだろうか―そう思いたくなるほど胸のすく、最高に格好いい別れのことば。

(3)『タクシードライバー』(76)

復縁を迫るベッツィにトラビスは笑みを返し、料金メーターを元に戻す。

イケてない青年が美女を振るという、映画小僧を元気にさせる? 別れ。

(4)『ニューシネマ・パラダイス』(88…トップ画像)

「ここには戻ってくるな」

「郷愁は邪魔になるから」というアルフレードの教えを守り、トトは都心で立派な映画監督になる。

(5)『ターミネーター2』(91)

溶鉱炉で溶けていくマシンが、最後に見せる「親指でグー」。

(6)『ブラック・レイン』(89)

「親友は、こうする」と、礼ではなく握手を求める日本の刑事に、米国の刑事はワイシャツをプレゼントする。

しかし、そのワイシャツに隠れて・・・。

(7)『転校生』(82)

「さよなら僕、さよなら私」

入れ替えのコメディだったはずが反転し、とっても味わい深いラストに思わず落涙。

(8)『第三の男』(49)

これぞ王道。

なにも喋らず去っていくヒロインに、なんというか、真理を見た。

(9)『シェーン』(53)

名残惜しさという意味において、この映画に勝る別れのシーンはあるまい。

シェーンだって、きっと、ずっと居たかったんだものね。

(10)『ストリート・オブ・ファイヤー』(84)

互いが好いているにも関わらず、立場のちがいから別れを決意する。

30年も前の映画なのに、ファン多し。

※この主題歌も効いているのだろう




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明日のコラムは・・・

『最初が肝心』

コメント (2)
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