口喧嘩をする。
議論、ではなく、あくまでも口喧嘩。罵り合い。
悪態をつく行為というのは、そんな過程で生じるもの。
間近で「そのサマ」を見た経験があるので、有名人の最強・最凶「悪態つき」を挙げろといわれれば、自分にとってはデヴィ夫人か。
このひとの豹変ぶりはすごい。
キレどころも分からないから、受けるほうは「???」で、罵詈雑言を浴びるほかない。
敵にまわすと厄介極まりないので、「本意ではなくても」彼女の意見には頷くことにしておきましょう。
悪態とはいえないが、これもすごい。
こうなったら、もうこっちは黙るほかないだろう。
恫喝かな。
つまり悪態や恫喝っていうのは、相手を黙らすことが出来る。
出来るが、なんというかスマートとはいえないよね。
トシは取っているが中身はガキ、ほんとうにそう思う。
先日―たぶん生まれて初めてのことだと思うが、自分も悪態をつかれた。
ほほう、受けるほうはこういう感じになるのか、、、と勉強になった。
などと冷静に書いてはみたものの、じつをいうと未だ腹が立っている。モヤモヤが残っている。
ことばは凶器になる―久し振りに、そのことを実感したよ。
今宵は、そんな悪態や恫喝、口喧嘩が描かれる映画を集めてみた。
(1)『8Mile』(2002)
これは芸になっている。
理想的な悪態のつきかた
(2)『アリスの恋』(74)
ヒロインが働くダイナーで、ヒロインとその恋人が口喧嘩。
迫力満点、台詞を生み出したのは脚本家かもしれないが、そこに魂を宿らせるのは生身の俳優なのだ。
(3)『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』(66)
舞台劇を映画化。
台詞の汚さで問題視されただけあって、いま観ても刺激的。
ちなみに映画史上で初めて「fuck!」を使用した作品でもある。
(4)『ゆきゆきて、神軍』(87)
奥崎じいさんは権威に屈せず、誰にだって噛みつく。
だからだろう、重い映画のはずなのに爽快感さえ抱くのだ。
(5)『ダイハード』(88)
爽快さでいったら、この映画も負けていない。
トランシーバーごしではあるが、テロリストやロス市警察本部次長を「小」馬鹿にすることばたちが、いちいち爽快痛快なんだもの。
(6)『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(2007)
姉妹同士の罵り合い。
相手を仕留めようとするほどのことばの暴力は、結局、自意識の高さからくるものだと教えてくれる。
(7)『ローズ家の戦争』(89)
夫婦の危機を戦争にたとえて劇画化してみせた快作。
愛憎という漢字の組み合わせはよく出来ていて、愛と憎しみは表裏一体なのだろうね。
(8)『レイジング・ブル』(80…トップ画像)
兄弟なのに、夫婦なのに。
いや、兄弟だから、夫婦だからこうなるのか。
相手を、そして自分を傷つけることしか出来ぬ、ヒトの罪深さ!!
(9)『天国と地獄』(63)
主人公は犯人と、妻と、右腕と、刑事たちと口喧嘩を繰り広げる。
それでも自己を失わず、「これからが、いよいよほんとうの俺なんだ」といってのける強さ―感動的だし、自分もそうありたいと強く思う。
(10)『レスラー』(2008)
娘と父親による、ちょっと切ない口喧嘩。
分かっちゃいるけど、夢を捨てられない。
この物語を体現したのが、ボクサーから総合格闘家に転身した西島洋介だろう。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『黄金週間特別企画(5)せんせい』
議論、ではなく、あくまでも口喧嘩。罵り合い。
悪態をつく行為というのは、そんな過程で生じるもの。
間近で「そのサマ」を見た経験があるので、有名人の最強・最凶「悪態つき」を挙げろといわれれば、自分にとってはデヴィ夫人か。
このひとの豹変ぶりはすごい。
キレどころも分からないから、受けるほうは「???」で、罵詈雑言を浴びるほかない。
敵にまわすと厄介極まりないので、「本意ではなくても」彼女の意見には頷くことにしておきましょう。
悪態とはいえないが、これもすごい。
こうなったら、もうこっちは黙るほかないだろう。
恫喝かな。
つまり悪態や恫喝っていうのは、相手を黙らすことが出来る。
出来るが、なんというかスマートとはいえないよね。
トシは取っているが中身はガキ、ほんとうにそう思う。
先日―たぶん生まれて初めてのことだと思うが、自分も悪態をつかれた。
ほほう、受けるほうはこういう感じになるのか、、、と勉強になった。
などと冷静に書いてはみたものの、じつをいうと未だ腹が立っている。モヤモヤが残っている。
ことばは凶器になる―久し振りに、そのことを実感したよ。
今宵は、そんな悪態や恫喝、口喧嘩が描かれる映画を集めてみた。
(1)『8Mile』(2002)
これは芸になっている。
理想的な悪態のつきかた
(2)『アリスの恋』(74)
ヒロインが働くダイナーで、ヒロインとその恋人が口喧嘩。
迫力満点、台詞を生み出したのは脚本家かもしれないが、そこに魂を宿らせるのは生身の俳優なのだ。
(3)『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』(66)
舞台劇を映画化。
台詞の汚さで問題視されただけあって、いま観ても刺激的。
ちなみに映画史上で初めて「fuck!」を使用した作品でもある。
(4)『ゆきゆきて、神軍』(87)
奥崎じいさんは権威に屈せず、誰にだって噛みつく。
だからだろう、重い映画のはずなのに爽快感さえ抱くのだ。
(5)『ダイハード』(88)
爽快さでいったら、この映画も負けていない。
トランシーバーごしではあるが、テロリストやロス市警察本部次長を「小」馬鹿にすることばたちが、いちいち爽快痛快なんだもの。
(6)『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(2007)
姉妹同士の罵り合い。
相手を仕留めようとするほどのことばの暴力は、結局、自意識の高さからくるものだと教えてくれる。
(7)『ローズ家の戦争』(89)
夫婦の危機を戦争にたとえて劇画化してみせた快作。
愛憎という漢字の組み合わせはよく出来ていて、愛と憎しみは表裏一体なのだろうね。
(8)『レイジング・ブル』(80…トップ画像)
兄弟なのに、夫婦なのに。
いや、兄弟だから、夫婦だからこうなるのか。
相手を、そして自分を傷つけることしか出来ぬ、ヒトの罪深さ!!
(9)『天国と地獄』(63)
主人公は犯人と、妻と、右腕と、刑事たちと口喧嘩を繰り広げる。
それでも自己を失わず、「これからが、いよいよほんとうの俺なんだ」といってのける強さ―感動的だし、自分もそうありたいと強く思う。
(10)『レスラー』(2008)
娘と父親による、ちょっと切ない口喧嘩。
分かっちゃいるけど、夢を捨てられない。
この物語を体現したのが、ボクサーから総合格闘家に転身した西島洋介だろう。
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