Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん男優列伝(225)段田安則

2014-04-18 07:44:27 | コラム
57年1月24日生まれ・現在57歳。
京都出身。

公式プロフィール

ふと気づくと、そこに居る。
あぁここにも、あそこにも、そっちにも。

そういえば名前は知らないけれど―という俳優さんは多いです。
ピラミッドの頂点を主演とするならば、その下に無数の俳優が土台となってひとつのドラマが出来上がる。

主演ありき、なドラマもあれば、助演の好演によって救われるドラマもあります。
滅多に主演を張ることがない段田安則(だんた・やすのり)さんは、主に後者のドラマでキャリアを築いています。

ドラマのユーモア担当を担うことが多いのは、その穏やかなイメージゆえ、、、とは思いますが、眼鏡の奥には「野心」や「憎悪」が潜んでいる―そんなクセモノを演じることもあり、個人的にはそんなキャラクターが好きですね。


※斉藤由貴の『香港パラダイス』でも好演

作品としては「・・・」かもしれないが、やけに「おんな」を強調する由貴ちゃんの衣装の数々が素敵で、まぁはっきりいうと勃起しながら鑑賞した「淡い」想い出が残っている




<経歴>

テレビドラマと舞台を中心に活動するひとであり、映画への出演は少なめです。
最近も『ドクターX』(2012、テレビ朝日)で好演していましたが、『聖者の行進』(98、TBS)で演じた「嫌なヤツ」が印象に残っているひとが多いとか。


大学中退後、青年座研究所に入所し演技の基礎を学ぶ。
研究所を卒業した同じ年に劇団『夢の遊眠社』(主宰・野田秀樹)へ入団する。

ここからは、映画のキャリアに限定して。

映画俳優デビュー作は、87年の『永遠の1/2』。
段田さんは端役ですが、大竹しのぶと時任三郎が共演したファンタジーで、隠れ? ファンが多い佳作です。

前述した『香港パラダイス』(90)、ナンノさん南野陽子が熱演した『寒椿』(92)。

99年―俳優の佐野史郎が監督にチャレンジした『カラオケ』で初主演を果たす。
(厳密にいえば、佐野とのダブル主演)

『川の流れのように』(2000)、『千年の恋 ひかる源氏物語』(2001)、『東京原発』(2002)、『サヨナラCOLOR』(2005)。
段田さんの少ない映画キャリアからひとつ選ぶとするならば、竹中直人が監督した『サヨナラCOLOR』を挙げましょうかね。(放屁シーンは、確実に笑えるかと)

『罪とか罰とか』(2009)、『ニセ札』(2009)、『僕らのワンダフルデイズ』(2009)、『HOME 愛しの座敷わらし』(2012)、そして最新作が『臨場・劇場版』(2012)。


俳優仲間の佐野史郎だって唐突にメガホンを持ちましたし、
舞台ではすでに演出も経験済み・・・うん、むこう10年のあいだに「こじんまりとした映画で監督デビューする」可能性が、ひじょうに高いと思います。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(226)丹波哲郎』

コメント (1)
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