気に入りの映画監督10人を並べるシリーズ、本日はその日本「偏」。
そういえばサッカー日本代表の監督を務めたザッケローニ、もう帰国しちゃったんだねぇ。
結果がすべての世界だから、結果を残せないとこうなるのだろうけれど・・・
次期候補の話、早過ぎるよね。
W杯が終わってから―せめて、そうしてほしかったかなぁ。。。
(1)黒澤明
代表作…『七人の侍』(54)、『用心棒』(61)、『天国と地獄』(63)
多くのひとに慕われ、崇められたが、じつは孤高のひと、、、だったんじゃないかと思う。
シナリオ勉強しているひとは、新作映画より黒澤映画を繰り返し観るべし! 観るべし!! 観るべし!!
(2)今村昌平
代表作…『豚と軍艦』(61)、『人間蒸発』(97)、『復讐するは我にあり』(79)
反骨の映画屋。
一時期「小津のことを大嫌い」だった自分、その理由は、「うじ虫ばかり出てくる映画を創りやがって」とイマヘイを馬鹿にしたから。
でもこのヒトコトのおかげで、イマヘイは死ぬまで「うじ虫の映画」を撮り続けてくれたのだ。
(3)大島渚…トップ画像
代表作…『日本の夜と霧』(60)、『絞死刑』(68)、『愛のコリーダ』(76)
キャメラを武器と捉えたファイター。
彼が戦いを挑んだのはヒトではなく、国家だった。
すごいことだと思う。
(4)塚本晋也
代表作…『鉄男』(89)、『TOKYO FIST』(95)、『六月の蛇』(2003)
日本インディーズの雄。
このひとの存在なくして、三池や園子温は語れまい。
(5)溝口健二
代表作…『西鶴一代女』(52)、『雨月物語』(53)、『近松物語』(54)
俳優陣はみんな怖がったといわれる、鬼の演出家。
そういう意味では、日本のラース・フォン・トリアーかもしれない。
(6)石井隆
代表作…『死んでもいい』(92)、『夜がまた来る』(94)、『甘い鞭』(2013)
にっかつの魂を(21世紀になっても)受け継ぐ映像詩人。
夜と雨の描写なら任せなさい。「ときとして」黒澤よりも達者だから。
(7)小津安二郎
代表作…『晩春』(49)、『麦秋』(51)、『東京物語』(53)
歳を取る毎に好きになっていく。
作中でひとを殺すことがなかったこのひとは、『東京物語』で初めてキャラクター(=東山千栄子)を殺してしまい、そのことをずっと悔いていた―このエピソード、すごく泣ける。
(8)原一男
代表作…『極私的エロス 恋歌1974』(74)、『ゆきゆきて、神軍』(87)、『全身小説家』(94)
自称「アクション」ドキュメンタリー監督。
淀川さんは「血も涙もない演出」と嫌ったが、いいや、常にそーとーな覚悟や葛藤が生じているはずだ。
(9)市川崑
代表作…『プーサン』(53)、『炎上』(58)、『東京オリンピック』(65)
映画表現の限界を目指した冒険家。
ただこのひとの場合は、脚本を担当した夫人(和田夏十)の存在あってこそ、、、だとも思う。
(10)小林正樹
代表作…『切腹』(62)、『怪談』(65)、『東京裁判』(83)
社会派の大作を得意とする。
木下恵介と同様、黒澤と小津の影に隠れ、ずっと過小評価されてきた、、、ような気がする。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『しおふき小唄』
そういえばサッカー日本代表の監督を務めたザッケローニ、もう帰国しちゃったんだねぇ。
結果がすべての世界だから、結果を残せないとこうなるのだろうけれど・・・
次期候補の話、早過ぎるよね。
W杯が終わってから―せめて、そうしてほしかったかなぁ。。。
(1)黒澤明
代表作…『七人の侍』(54)、『用心棒』(61)、『天国と地獄』(63)
多くのひとに慕われ、崇められたが、じつは孤高のひと、、、だったんじゃないかと思う。
シナリオ勉強しているひとは、新作映画より黒澤映画を繰り返し観るべし! 観るべし!! 観るべし!!
(2)今村昌平
代表作…『豚と軍艦』(61)、『人間蒸発』(97)、『復讐するは我にあり』(79)
反骨の映画屋。
一時期「小津のことを大嫌い」だった自分、その理由は、「うじ虫ばかり出てくる映画を創りやがって」とイマヘイを馬鹿にしたから。
でもこのヒトコトのおかげで、イマヘイは死ぬまで「うじ虫の映画」を撮り続けてくれたのだ。
(3)大島渚…トップ画像
代表作…『日本の夜と霧』(60)、『絞死刑』(68)、『愛のコリーダ』(76)
キャメラを武器と捉えたファイター。
彼が戦いを挑んだのはヒトではなく、国家だった。
すごいことだと思う。
(4)塚本晋也
代表作…『鉄男』(89)、『TOKYO FIST』(95)、『六月の蛇』(2003)
日本インディーズの雄。
このひとの存在なくして、三池や園子温は語れまい。
(5)溝口健二
代表作…『西鶴一代女』(52)、『雨月物語』(53)、『近松物語』(54)
俳優陣はみんな怖がったといわれる、鬼の演出家。
そういう意味では、日本のラース・フォン・トリアーかもしれない。
(6)石井隆
代表作…『死んでもいい』(92)、『夜がまた来る』(94)、『甘い鞭』(2013)
にっかつの魂を(21世紀になっても)受け継ぐ映像詩人。
夜と雨の描写なら任せなさい。「ときとして」黒澤よりも達者だから。
(7)小津安二郎
代表作…『晩春』(49)、『麦秋』(51)、『東京物語』(53)
歳を取る毎に好きになっていく。
作中でひとを殺すことがなかったこのひとは、『東京物語』で初めてキャラクター(=東山千栄子)を殺してしまい、そのことをずっと悔いていた―このエピソード、すごく泣ける。
(8)原一男
代表作…『極私的エロス 恋歌1974』(74)、『ゆきゆきて、神軍』(87)、『全身小説家』(94)
自称「アクション」ドキュメンタリー監督。
淀川さんは「血も涙もない演出」と嫌ったが、いいや、常にそーとーな覚悟や葛藤が生じているはずだ。
(9)市川崑
代表作…『プーサン』(53)、『炎上』(58)、『東京オリンピック』(65)
映画表現の限界を目指した冒険家。
ただこのひとの場合は、脚本を担当した夫人(和田夏十)の存在あってこそ、、、だとも思う。
(10)小林正樹
代表作…『切腹』(62)、『怪談』(65)、『東京裁判』(83)
社会派の大作を得意とする。
木下恵介と同様、黒澤と小津の影に隠れ、ずっと過小評価されてきた、、、ような気がする。
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『しおふき小唄』