映画やAVのレビューをシコシコ書いて小銭をもらって生活しているわけだが、
ホンがどうだとか編集がどうだとかと、いつも難しいことを考えているわけじゃない。
映画を好き嫌いだけで評価することだってあり、まぁそういう評しかたは創り手に失礼だとは思うものの、自分の嗜好に合わないものはしょうがない。
ただ思うのは、嫌いな映画と駄作はイコールではない、、、ということ。
つまり駄作でも好きな映画があり、傑作でも嫌いな映画があるのだ。
質は認めるけど、好きじゃない。
なぜ好きじゃないのか―ということを文章にしたことはなく、というのも、結局は悪口っぽくなってしまうので、それを披露するのは大抵は気心知れた連中との呑み会である。
先日の呑み会でも15年度が3ヶ月経過したことを記念? し、現時点における「好き! 嫌い!」な映画の話で盛り上がった。
きょうは、敢えて「嫌いな映画の嫌いな理由」を書いてみるが、本年度の映画は観ていないひとが多いと思うので、自分のなかの殿堂入り作品を3つ取り上げてみたい。
好きなひとも多いと思うけれど、嗜好に合わないのだから、まぁこんなヤツも居るよね、、、と解釈してもらえれば。。。
『プリティ・ウーマン』(90)
大ヒットした理由がまったく分からない。
つまり自分は、一般的な女子の気持ちが分からない、、、ということなのだろう。
そもそもジュリア・ロバーツを美人と思ったことがなく、彼女の主演作は大抵が苦手なのだった。(唯一好きなのが、『エリン・ブロコビッチ』(2000)である)
根本的にダメだなと思うのは、娼婦の描きかた。
まるでこの職業が最下層であるかのように描かれていて、嫌悪感を抱いた。
ついでにいうが、キスシーンもまったく美しくなかった。
『学校』(93)
歳を取る毎に小津と山田洋次のすごさを思い知ってはいるのだが、それでもこの、清貧といったらいいのか、押しつけがましい善意を前にすると、映画小僧をやめてやろうか、、、とまで思ってしまうほどイヤな気持ちになる。
狙ったコミカルなシーンで笑えない。
でも劇場では笑いが起こっている。
あぁ、この映画がおかしいのではなく、自分がおかしいのだろうなと思った。
ヤンキー少女役の裕木奈江は、それまで「先公!」といっていたのに、カップラーメンを奢られただけで素直になる。
馬鹿馬鹿しい!!
現実を捉えた映画ではなく、「こうであってほしいな」という理想を描いた映画だと解釈した。
『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)
この監督との相性は悪いようで、『永遠の0』(2014)を含めて感心したことがない。
懐古趣味はNGとは思わないが、現在につながるなにかがないと「ただ甘ったるい」だけで、映画を観たという満足感を得られない。
ささやかな幸福とかを拒否したいわけじゃないのよ、でも上映終了後、これを観てなにを思えばいいのだろう・・・と本気で考えてしまった。
―以上の3本が、自分の殿堂入り。
繰り返しいうと、ものづくりのプロが制作しているので「総合芸術の映画としては」質の高いほうなのだと思う。
思うけれど、、、、、という話なのでした。
※でもまぁ、主題歌に罪はないんだ
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『(どんな内容でもいいから)すごい男といわれてみたいものだ』
ホンがどうだとか編集がどうだとかと、いつも難しいことを考えているわけじゃない。
映画を好き嫌いだけで評価することだってあり、まぁそういう評しかたは創り手に失礼だとは思うものの、自分の嗜好に合わないものはしょうがない。
ただ思うのは、嫌いな映画と駄作はイコールではない、、、ということ。
つまり駄作でも好きな映画があり、傑作でも嫌いな映画があるのだ。
質は認めるけど、好きじゃない。
なぜ好きじゃないのか―ということを文章にしたことはなく、というのも、結局は悪口っぽくなってしまうので、それを披露するのは大抵は気心知れた連中との呑み会である。
先日の呑み会でも15年度が3ヶ月経過したことを記念? し、現時点における「好き! 嫌い!」な映画の話で盛り上がった。
きょうは、敢えて「嫌いな映画の嫌いな理由」を書いてみるが、本年度の映画は観ていないひとが多いと思うので、自分のなかの殿堂入り作品を3つ取り上げてみたい。
好きなひとも多いと思うけれど、嗜好に合わないのだから、まぁこんなヤツも居るよね、、、と解釈してもらえれば。。。
『プリティ・ウーマン』(90)
大ヒットした理由がまったく分からない。
つまり自分は、一般的な女子の気持ちが分からない、、、ということなのだろう。
そもそもジュリア・ロバーツを美人と思ったことがなく、彼女の主演作は大抵が苦手なのだった。(唯一好きなのが、『エリン・ブロコビッチ』(2000)である)
根本的にダメだなと思うのは、娼婦の描きかた。
まるでこの職業が最下層であるかのように描かれていて、嫌悪感を抱いた。
ついでにいうが、キスシーンもまったく美しくなかった。
『学校』(93)
歳を取る毎に小津と山田洋次のすごさを思い知ってはいるのだが、それでもこの、清貧といったらいいのか、押しつけがましい善意を前にすると、映画小僧をやめてやろうか、、、とまで思ってしまうほどイヤな気持ちになる。
狙ったコミカルなシーンで笑えない。
でも劇場では笑いが起こっている。
あぁ、この映画がおかしいのではなく、自分がおかしいのだろうなと思った。
ヤンキー少女役の裕木奈江は、それまで「先公!」といっていたのに、カップラーメンを奢られただけで素直になる。
馬鹿馬鹿しい!!
現実を捉えた映画ではなく、「こうであってほしいな」という理想を描いた映画だと解釈した。
『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)
この監督との相性は悪いようで、『永遠の0』(2014)を含めて感心したことがない。
懐古趣味はNGとは思わないが、現在につながるなにかがないと「ただ甘ったるい」だけで、映画を観たという満足感を得られない。
ささやかな幸福とかを拒否したいわけじゃないのよ、でも上映終了後、これを観てなにを思えばいいのだろう・・・と本気で考えてしまった。
―以上の3本が、自分の殿堂入り。
繰り返しいうと、ものづくりのプロが制作しているので「総合芸術の映画としては」質の高いほうなのだと思う。
思うけれど、、、、、という話なのでした。
※でもまぁ、主題歌に罪はないんだ
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『(どんな内容でもいいから)すごい男といわれてみたいものだ』