4月の下旬―ゴールデンウィークに入る前の週に、ちょっくら帰省する予定。
前回の帰省が2年前だから、つまり2年ぶりの墓参りとなる。
他者である漱石や黒澤、オオシマの墓前には「年に数回」立っているというのにねぇ、肉親の墓参りが「それ以下」というのもアレだよなぁ、ごめんよ、かーちゃん!!
お彼岸やお盆、命日に手を合わせにいきたいところだが、小銭稼ぎはナンヤカンヤと飛び回っているものでして、ただ毎日、自家製の仏壇には線香をあげて手を合わせているので、それで勘弁してね。
そんなわけできょうは、映画のなかで描かれた「印象的なお墓」の10傑を展開してみたい。
(1)『キャリー』(76)
自分の能力を最大限に発揮して「逝った」キャリー、安らかに眠らせたいところだが、最後の最後で「唯一」生き残った同級生の夢のなかに登場。
墓から「にゅっ!!」と手が出てくるという展開は、火葬せずに土に埋める習わし? があってこそ。
(2)『七人の侍』(54)
土を盛っただけの墓だが、じつに感慨深い。
またしても生き残った勘兵衛は、彼らを合掌しつつも「勝ったのは百姓たちだ」と呟く。
(3)『アマデウス』(84)
大きく掘られた穴のなかに、「捨てる」ように葬られるモーツァルト。
司祭の「神のもとでは、誰もが平等です」ということばに噛みついたサリエリだが、死体の扱いに関しては、それは正しかった。
(4)『ペット・セメタリー』(89…トップ画像)
スティーブン・キング原作が、ふたつランクイン。
やっぱり強い!!
事故死した最愛の息子を「禁断の墓」に埋め、生き返らせようとする父親の物語。
ちなみにこの画像は、ゲスト出演したキング自身である。
演技は、クソがつくほど下手だった笑
(5)『ツイン・ピークス』(90~91)
テレビドラマだが、印象的なので特例。
ローラの墓前で泣き叫ぶドナ。
「あなたは死んだのに、まだ私たちを悩ませている! まるで、まだ生きているみたいよ!!」
(6)『インファナル・アフェア』(2002)
エンディング―。
きちんと名誉回復がされたとはいえない主人公の死に、ひとり涙するヒロイン。
ケリー・チャンの涙は、ひたすら切なくて、美しい。
(7)『ゆきゆきて、神軍』(87)
亡き戦友に合掌する奥崎さん。
カメラに撮られていることを強く意識しており、この表情が抜群。
ムチャクチャなひとだったかもしれないが、演者としては合格だったのだろう。
(8)『バタリアン』(85)
死体が再生し、墓のなかからぞろぞろと。
ゾンビ映画は沢山あるが、ガイコツが居たり裸女が居たりと、最もバラエティに富んだ作品かと。
(9)『ザ・ロック』(96)
「君が死んだ、いまだからこそ…」
作戦決行の前、亡き妻に詫びるハメル。
バッジを墓前に置いたということは、この時点で彼は軍人をやめたということなんだ。
(10)『絆』(98)
過去を清算するための墓参り。
故人を思うというより、自分自身と対峙するために、ひとは墓前に立つのかもしれない。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『このひとの伝記映画を観たい』
前回の帰省が2年前だから、つまり2年ぶりの墓参りとなる。
他者である漱石や黒澤、オオシマの墓前には「年に数回」立っているというのにねぇ、肉親の墓参りが「それ以下」というのもアレだよなぁ、ごめんよ、かーちゃん!!
お彼岸やお盆、命日に手を合わせにいきたいところだが、小銭稼ぎはナンヤカンヤと飛び回っているものでして、ただ毎日、自家製の仏壇には線香をあげて手を合わせているので、それで勘弁してね。
そんなわけできょうは、映画のなかで描かれた「印象的なお墓」の10傑を展開してみたい。
(1)『キャリー』(76)
自分の能力を最大限に発揮して「逝った」キャリー、安らかに眠らせたいところだが、最後の最後で「唯一」生き残った同級生の夢のなかに登場。
墓から「にゅっ!!」と手が出てくるという展開は、火葬せずに土に埋める習わし? があってこそ。
(2)『七人の侍』(54)
土を盛っただけの墓だが、じつに感慨深い。
またしても生き残った勘兵衛は、彼らを合掌しつつも「勝ったのは百姓たちだ」と呟く。
(3)『アマデウス』(84)
大きく掘られた穴のなかに、「捨てる」ように葬られるモーツァルト。
司祭の「神のもとでは、誰もが平等です」ということばに噛みついたサリエリだが、死体の扱いに関しては、それは正しかった。
(4)『ペット・セメタリー』(89…トップ画像)
スティーブン・キング原作が、ふたつランクイン。
やっぱり強い!!
事故死した最愛の息子を「禁断の墓」に埋め、生き返らせようとする父親の物語。
ちなみにこの画像は、ゲスト出演したキング自身である。
演技は、クソがつくほど下手だった笑
(5)『ツイン・ピークス』(90~91)
テレビドラマだが、印象的なので特例。
ローラの墓前で泣き叫ぶドナ。
「あなたは死んだのに、まだ私たちを悩ませている! まるで、まだ生きているみたいよ!!」
(6)『インファナル・アフェア』(2002)
エンディング―。
きちんと名誉回復がされたとはいえない主人公の死に、ひとり涙するヒロイン。
ケリー・チャンの涙は、ひたすら切なくて、美しい。
(7)『ゆきゆきて、神軍』(87)
亡き戦友に合掌する奥崎さん。
カメラに撮られていることを強く意識しており、この表情が抜群。
ムチャクチャなひとだったかもしれないが、演者としては合格だったのだろう。
(8)『バタリアン』(85)
死体が再生し、墓のなかからぞろぞろと。
ゾンビ映画は沢山あるが、ガイコツが居たり裸女が居たりと、最もバラエティに富んだ作品かと。
(9)『ザ・ロック』(96)
「君が死んだ、いまだからこそ…」
作戦決行の前、亡き妻に詫びるハメル。
バッジを墓前に置いたということは、この時点で彼は軍人をやめたということなんだ。
(10)『絆』(98)
過去を清算するための墓参り。
故人を思うというより、自分自身と対峙するために、ひとは墓前に立つのかもしれない。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『このひとの伝記映画を観たい』