自慢じゃないが―いや、はっきりと自慢したいが、字が巧い。
「上手い」ではなく「巧い」を選びたいほどに、字が巧い。
ちょっといい過ぎか。
でも・・・まぁこの見た目とのギャップがあるからだろう、「女の子みたいな字を書くのね」といわれたことは、もう2度や3度ではない。
「いちおー、モノカキですから」
と答えるようにしているが、それはあんまり関係ない気がする。
ガキのころは、上手でも下手でもなかった。
中学生のころ、なにがきっかけだったのかは思い出せないが、努めて丁寧に書くようにしていたんだ、そうしたら担任に褒められたことがあって。
大して美人でもなかったのに「美人」とおだてられていたら「美人っぽく」なっていくのと同様、
また、褒められることが少なかったというのも効いていて、もっと巧く書いて褒められたいと思うようになり、それが現在につながっていった、、、そういうわけなのだと思う。
プロファイリングの世界では、字によってその人物のキャラクターなどを読み解くことが出来るとされているが、どうなんだろうね。
たとえば宮崎勤や酒鬼薔薇の字体は、たしかに特徴的であり、自己顕示欲なんかも感じられ、素人が見ても「コイツ、どこかおかしい!」と思える。
自分の字体を玄人が見れば、性別や年齢、家庭環境や性格だけでなく、映画小僧、格闘技マニア、AV狂い、脚キチガイ、ちょっとロリコン、ザーメン系AVが好き・・・といった細かいところまで解明出来るのだろうか?
出来ないんじゃないか、、、と思う。
頑張れば、女子であると欺くことだって可能なんじゃないか―などと、確定申告の用紙に記入しながら考えた。
おぉ自分、相変わらず巧いなって。
なんだ、結局は自画自賛のコラムかよ。
あぁそうだよ、たまにはいいでしょう―ということで、きょうは、映画のなかで印象に残る「生の字」10傑を展開してみたい。
ちょっとした変化球も入れてはいるが、基本的には、いわゆるテロップやクレジットではなく、俳優さんたちが「実際に書いた字」を選出する、、、ということ。
では、いってみよう。
(1)『M』(31…トップ画像)
かつてのドイツ映画がいかに優れていたかは、これ1本を観るだけで分かる。
(2)『セブン』(95)
どーん!!
インパクト充分。
血でこんな風に書ける? ということは、字がそーとー巧いんだと思う。
(3)『エクソシスト』(73)
これは変化球。
皮膚から浮き出る「help me」の文字。
(4)『家族ゲーム』(83)
ノートいっぱいの「夕焼け」。
「なんだこれは?」
「夕焼けを、完全に把握しました」
(5)『七人の侍』(54)
「これは、田んぼのた。つまり百姓たちだ」
(6)『太陽がいっぱい』(60)
金持ちの友人の字をそっくりに真似て、彼になりすます。
完全犯罪成功まで、あともう一歩だったのにね・・・。
(7)『インファナル・アフェア』(2002)
封筒の端っこに書かれた「棒」の字。
これが伏線へとつながる、巧妙なホンにしびれた。
(8)『ゆきゆきて、神軍』(87)
奥崎さん自作の「煽り文句」には、このひとの几帳面さと真っ直ぐさ、そうして、狂った感じがよく表されていると思う。
(9)『ゾディアック』(2007)
異常犯罪者の字には、なんらかの共通点がありそうだ。
酒鬼薔薇が真似たのか、無意識か、ふたりの字って、なんとなく似ているのだもの。
(10)『V』シリーズ(83)
テレビシリーズなので、これも変化球。
ビジターの「V」が、ビクトリーの「V」に変わるという展開が面白かった。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(118)』
「上手い」ではなく「巧い」を選びたいほどに、字が巧い。
ちょっといい過ぎか。
でも・・・まぁこの見た目とのギャップがあるからだろう、「女の子みたいな字を書くのね」といわれたことは、もう2度や3度ではない。
「いちおー、モノカキですから」
と答えるようにしているが、それはあんまり関係ない気がする。
ガキのころは、上手でも下手でもなかった。
中学生のころ、なにがきっかけだったのかは思い出せないが、努めて丁寧に書くようにしていたんだ、そうしたら担任に褒められたことがあって。
大して美人でもなかったのに「美人」とおだてられていたら「美人っぽく」なっていくのと同様、
また、褒められることが少なかったというのも効いていて、もっと巧く書いて褒められたいと思うようになり、それが現在につながっていった、、、そういうわけなのだと思う。
プロファイリングの世界では、字によってその人物のキャラクターなどを読み解くことが出来るとされているが、どうなんだろうね。
たとえば宮崎勤や酒鬼薔薇の字体は、たしかに特徴的であり、自己顕示欲なんかも感じられ、素人が見ても「コイツ、どこかおかしい!」と思える。
自分の字体を玄人が見れば、性別や年齢、家庭環境や性格だけでなく、映画小僧、格闘技マニア、AV狂い、脚キチガイ、ちょっとロリコン、ザーメン系AVが好き・・・といった細かいところまで解明出来るのだろうか?
出来ないんじゃないか、、、と思う。
頑張れば、女子であると欺くことだって可能なんじゃないか―などと、確定申告の用紙に記入しながら考えた。
おぉ自分、相変わらず巧いなって。
なんだ、結局は自画自賛のコラムかよ。
あぁそうだよ、たまにはいいでしょう―ということで、きょうは、映画のなかで印象に残る「生の字」10傑を展開してみたい。
ちょっとした変化球も入れてはいるが、基本的には、いわゆるテロップやクレジットではなく、俳優さんたちが「実際に書いた字」を選出する、、、ということ。
では、いってみよう。
(1)『M』(31…トップ画像)
かつてのドイツ映画がいかに優れていたかは、これ1本を観るだけで分かる。
(2)『セブン』(95)
どーん!!
インパクト充分。
血でこんな風に書ける? ということは、字がそーとー巧いんだと思う。
(3)『エクソシスト』(73)
これは変化球。
皮膚から浮き出る「help me」の文字。
(4)『家族ゲーム』(83)
ノートいっぱいの「夕焼け」。
「なんだこれは?」
「夕焼けを、完全に把握しました」
(5)『七人の侍』(54)
「これは、田んぼのた。つまり百姓たちだ」
(6)『太陽がいっぱい』(60)
金持ちの友人の字をそっくりに真似て、彼になりすます。
完全犯罪成功まで、あともう一歩だったのにね・・・。
(7)『インファナル・アフェア』(2002)
封筒の端っこに書かれた「棒」の字。
これが伏線へとつながる、巧妙なホンにしびれた。
(8)『ゆきゆきて、神軍』(87)
奥崎さん自作の「煽り文句」には、このひとの几帳面さと真っ直ぐさ、そうして、狂った感じがよく表されていると思う。
(9)『ゾディアック』(2007)
異常犯罪者の字には、なんらかの共通点がありそうだ。
酒鬼薔薇が真似たのか、無意識か、ふたりの字って、なんとなく似ているのだもの。
(10)『V』シリーズ(83)
テレビシリーズなので、これも変化球。
ビジターの「V」が、ビクトリーの「V」に変わるという展開が面白かった。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(118)』