いのせん「と」→「と」り(鳥)
犬、鳥、猫、モモンガ、そしてカメレオン。
好きな動物を5種、挙げてみた。
鳥は、、、いや鶏はいつも食べているから「ありがとう!!」という意味をこめて・・・のほかに、
実家で文鳥、ひとり暮らしを始めて十姉妹を飼ったので、ひじょうに親近感があるから。
AKBは「♪ 翼はいらない ♪」と歌っているが、いやほしいよねふつうに。
飛べたらいいな―というのは、けっこう多くのひとが考えることで、『鳥人間コンテスト』が馬鹿々々しいといわれながらも高視聴率を誇ったのは、やっぱりみんなにそういう願望があるからだろう。
基本、ヒトってないものねだりだから。
さて映画のなかの「鳥」でアンケートを取ったら、1位は群を抜いてヒッチコックの『鳥』(63)のはずである。
繊細な技巧派の印象が強いヒッチが、やや乱暴に撮ったともいえるパニック映画の傑作。
たしかにインパクト充分、俯瞰で捉えた映像により専門家をも唸らせる会心の出来となっている。
けれども自分にとっての1位は、『ブレードランナー』(82…トップ画像)に登場する鳩のほうだ。
この映画の主人公デッカードを演じたハリソン・フォードは、考古学者を演じた際に「ナチは嫌いだ」と呟いたが、誤解を恐れずにいえば自分は、「ナチ以上に鳩が嫌いだ」といいたい。
長年、団地ベランダにフン攻撃をされた苦い経験があり、どうしても好きになれないんだ。
頭が悪いところも大嫌いだ。
カラスの頭のよさと比べ、「どうしてお前は、こうなんだ!?」と説教したいくらいである。
(ワンちゃんも、利口な子のほうがいい)
しかしジョン・ウーの映画でもそうだが、映画に出てくる鳩には悪い印象はない。
平和の象徴であることは、彼ら彼女らには重荷だとは思うが、絵的に背景を和らげる効果もあって、なんらかのメッセージを提示することも可能なんだと思う。
※『ブレードランナー』も続編制作が決定。
リドリー・スコット御大が自らメガホンを取るが、さてどうなるでしょう。
犬や猫ほどではないものの、ことばは悪いが、映画制作において鳥は「なかなか使い勝手がいい」―そんなわけで、上記のほかに、鳥の出てくる映画を思いつくまま挙げてみると・・・
ベトナムで傷つく若者を描いた『バーディ』(84)、
ブランドン・リーの遺作として知られる『クロウ』(94)
アンナ・パキンが最もチャーミングなころに出演した『グース』(96)、
驚異の撮影技術により「鳥目線」の映像表現が可能になった『WATARIDORI』(2001)、
そして映画ではないが、『ツイン・ピークス』(90~91)では、「現場」を知る九官鳥が「重要証言」をするかもしれない、、、とのことで、ワルのレオ・ジョンソンが九官鳥を狙撃する場面が登場する。
あぁ可哀想な九官鳥ウォルド・・・。
そういえばオウムは、えれー長生きをする鳥だという。
以前、有吉ちゃんがラジオで「じゃあオウムは飼えない」といっていた。
いま飼ったとすると、自分より長生きしてしまうから。
可哀想じゃないか、残されたオウムが・・・と。
しかしいっぽうで、もしこのままヒトリミだったとするならば、看取ってくれるから「それも、あり。かもしれない」ともいっていた。
なんとなく、分かる気がする。
あすのしりとりは・・・
と「り」→「り」んだぶれあ。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(170)』
犬、鳥、猫、モモンガ、そしてカメレオン。
好きな動物を5種、挙げてみた。
鳥は、、、いや鶏はいつも食べているから「ありがとう!!」という意味をこめて・・・のほかに、
実家で文鳥、ひとり暮らしを始めて十姉妹を飼ったので、ひじょうに親近感があるから。
AKBは「♪ 翼はいらない ♪」と歌っているが、いやほしいよねふつうに。
飛べたらいいな―というのは、けっこう多くのひとが考えることで、『鳥人間コンテスト』が馬鹿々々しいといわれながらも高視聴率を誇ったのは、やっぱりみんなにそういう願望があるからだろう。
基本、ヒトってないものねだりだから。
さて映画のなかの「鳥」でアンケートを取ったら、1位は群を抜いてヒッチコックの『鳥』(63)のはずである。
繊細な技巧派の印象が強いヒッチが、やや乱暴に撮ったともいえるパニック映画の傑作。
たしかにインパクト充分、俯瞰で捉えた映像により専門家をも唸らせる会心の出来となっている。
けれども自分にとっての1位は、『ブレードランナー』(82…トップ画像)に登場する鳩のほうだ。
この映画の主人公デッカードを演じたハリソン・フォードは、考古学者を演じた際に「ナチは嫌いだ」と呟いたが、誤解を恐れずにいえば自分は、「ナチ以上に鳩が嫌いだ」といいたい。
長年、団地ベランダにフン攻撃をされた苦い経験があり、どうしても好きになれないんだ。
頭が悪いところも大嫌いだ。
カラスの頭のよさと比べ、「どうしてお前は、こうなんだ!?」と説教したいくらいである。
(ワンちゃんも、利口な子のほうがいい)
しかしジョン・ウーの映画でもそうだが、映画に出てくる鳩には悪い印象はない。
平和の象徴であることは、彼ら彼女らには重荷だとは思うが、絵的に背景を和らげる効果もあって、なんらかのメッセージを提示することも可能なんだと思う。
※『ブレードランナー』も続編制作が決定。
リドリー・スコット御大が自らメガホンを取るが、さてどうなるでしょう。
犬や猫ほどではないものの、ことばは悪いが、映画制作において鳥は「なかなか使い勝手がいい」―そんなわけで、上記のほかに、鳥の出てくる映画を思いつくまま挙げてみると・・・
ベトナムで傷つく若者を描いた『バーディ』(84)、
ブランドン・リーの遺作として知られる『クロウ』(94)
アンナ・パキンが最もチャーミングなころに出演した『グース』(96)、
驚異の撮影技術により「鳥目線」の映像表現が可能になった『WATARIDORI』(2001)、
そして映画ではないが、『ツイン・ピークス』(90~91)では、「現場」を知る九官鳥が「重要証言」をするかもしれない、、、とのことで、ワルのレオ・ジョンソンが九官鳥を狙撃する場面が登場する。
あぁ可哀想な九官鳥ウォルド・・・。
そういえばオウムは、えれー長生きをする鳥だという。
以前、有吉ちゃんがラジオで「じゃあオウムは飼えない」といっていた。
いま飼ったとすると、自分より長生きしてしまうから。
可哀想じゃないか、残されたオウムが・・・と。
しかしいっぽうで、もしこのままヒトリミだったとするならば、看取ってくれるから「それも、あり。かもしれない」ともいっていた。
なんとなく、分かる気がする。
あすのしりとりは・・・
と「り」→「り」んだぶれあ。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(170)』