Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(176)

2016-06-12 00:10:00 | コラム
分相応ということばを知らなかったと思われる、真正の気狂いに刺された冨田真由ちゃんが危篤状態を脱し、意識を回復したようで、ほんとうにえがった。

男が「彼女と結婚したかった」と告白したようなので、敢えて「真正の気狂い」と表現しておく。

やっぱりね、10代のうちにとことん傷ついて恥かいて「自分は、こんな感じ」であると叩き込んでおいたほうが本人のためなんだよ。
彼女に固執するよりも幸福であると感じる「なにか」が、彼にもあったはずなのになぁ、、、と本気で思う。


この件に関し、いろんな意見が聞かれる。

AKB握手会での惨劇を持ち出して、イベントのありかたを見直すべきだという提言。
SNS時代における、一般人との交流に関する苦言。

それらの意見は正論なのかもしれないが、自分がいちばんしっくりきたのは、松本人志の「甘い香りで誘っていると、カブトムシもクワガタもくるけど、蛾もくる」ということば。

蛾。
たしかに、そうで。

SNSにかぎった話ではないでしょう。

美空ひばりの一件を例に挙げるひとも居たが、
そのほかにも、たとえば岡田奈々はアイドル時代に自宅を突き止められて監禁され、
田村英里子は何度かファンに襲われ、
そういえば山口智子と唐沢寿明の熱愛が発覚したのは、山口宅に暴漢が侵入し唐沢がそれを助けたから、、、だった。

いつの時代にも蛾は存在するわけで、海の向こうでは、ジョディ・フォスターのストーカーがレーガンを撃った。

犯人のジョン・ヒンクリーは『タクシードライバー』(76)を観てジョディに惚れたらしいが、
スコセッシ映画の受難はそれだけでなく、『レイジング・ブル』(80…トップ画像)でジョー・ペシの妻を演じたテレサ・サルダナもストーカーの被害に遭っている。

10箇所以上をナイフで刺され、生死を彷徨ったのである。
(先日、訃報を聞いた。合掌)

テレサは復帰後、本人役を演じて事件を再現化したドラマにも出演、強いな! って思う。

※そうしてレノンも、そうだった





少し脱線するが。
きのうのYahoo!ニュースに対するコメントが「ちがうよな…」と感じたので、少し紹介したい。

夏フェスの時期が近づいてきたが、痴漢や盗難が続出していることに関する記事において「個人の意見ですが、行かないのが一番」というコメントがあった。

それは、ちがうだろう。

フェスでもなんでもいいが、「行かなきゃいい」とかいうのは、交通事故に遭わないためには「外に出なけりゃいい」というのと同じで、あまりにも乱暴。

海外ジャーナリストが向こうの武装組織に捕まっても「自己責任」みたいな意見をいうひとが居るが、自分は行くことがないからと安全地帯からヤンヤヤンヤいうだけの行為ほど、無駄なことはないと思う。

雑音でしかないので、その程度のことしかいえないのであれば黙っとれと。


なにがいいたいのかっていうと、だから、真正の気狂いに刺された彼女は、そりゃあ無防備であったかもしれないし、警察の失態はあったとは思うが、それを理由に「イベントを見直すべき」というのは、こういう意見が出てくるだろうなとは思ったが、問題の解決にはなりそうにない、、、と。

だって、蛾はいつの時代だって居るのだから。


深刻な話から始めたが、そんなわけで今回の初体験テーマは「生まれて初めての、有名人との交流イベント」でいってみたい。
(コンサート類は除く)

どんな感じなのかは知りたいが、AKBの握手会に行ったことはない。
まぁそこまで好きというわけでもないしね、今後も行くことはないだろう。

また、真正の気狂いが出演していたことで(一部男子が)ざわついている、AV女優とのバスツアーに参加したこともない。
というか、そんな勇気ないよ、カメラの前でイチモツ晒すなんて。


自分が生まれて初めて参加した「有名人との交流イベント」は、高校2年生のころ。

相手は香港の女優、グロリア・イップ。

集英社が主催する「グロリア・イップとの集い」、場所は原宿だった。


つづく。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(177)』
コメント (1)
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