Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

CHIRA―MI

2016-10-03 00:10:00 | コラム
会話を展開している際、ある発言の反応を「過剰に、確かめる」知人が居る。

相手を、覗き込むように・・・というか。

気になってしょうがなかったが、親しくなるまでは注意、あるいはツッコミが出来なかった。

今年のはじめ、「もう、いいよね」と思って、「その感じ、誰にでもやってる?」と聞いてみた。

「どの感じ?」
「話のオチがつくと、こっちを覗き込むように見てくるでしょう」
「そう?」

やっぱり無意識にやっているようだ、

「イヤな気分になるひとも居ると思うから、控えたほうがいいかも」

ここまでストレートにいわなかったと思うが、大体そんな風な内容のアドバイスをした。

彼は考え込み、「そうかなー、しているかなー」といって、自分の顔を覗き込むように見てきた。

「ほら、それよそれ!!」
「・・・・・」

気をつけていったつもりだが、彼は引っかかったようで、翌日になって反論を受けた。

「でも、だよ。まぁ俺にはその自覚がないけど、そんな風にひとを見ているとして、それでも、チラ見するより、いいんじゃない?」

うん、そういう内容で攻めてくるとは予想していた。

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チラ見とは「チラッと見る」及び「チラチラ見る」が略されたもので、瞬間的に見ること、わずかな間隔で視線を送ったり外したりする見方をいう。
チラ見は大抵、見てはいけないもの、見ると失礼にあたるものだが、興味・関心から見たいという欲求がある際にされる。
ただし、チラ見という言葉が普及した90年代中頃には女性が好みの男性にチラッと見て、視線を送ることをいった。
これは好みの男性に寄ってこさせたり、声をかけさせるために行うもの。つまり当事のチラ見は逆ナンパのひとつの方法を意味していた。

~『日本語俗語辞書』より~

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えぇ、チラ見はしますよ。

男子の大半は「胸チラ」かもしれないが、自分は「脚にかぎって」の話。

見ていることを気づかれないように「それなりの演技?」をしてみせるが、その9割はチラ見していることがバレバレだという。


要は、露骨かそうでないかって問題で。

自分は「まだ奥ゆかしさも感じられるはずだから、チラ見のほうがマシ」といったが、当然、彼は認めない。

「だったら、過剰に見たほうがいい」
「いや、反応を脅迫されているようで、どうかと思うけど」


どっちもどっちなので、解決するわけもなく。

まぁ両者とも「ホンモノの覗き」に比べたら量刑? は軽いから日常生活を送れているっていう。

覗いて許されるのは、『ピアノ・レッスン』(93)のアンナ・パキンのように、子どもだけだからね。

そこんとこ、気をつけて生きていきたい。





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明日のコラムは・・・

『俳優別10傑 海外「ま行」篇(4)』
コメント (2)
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