Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

傷モノ、という価値

2016-10-12 09:05:00 | コラム
ここ数週間のアレヤコレヤを、日記風に―。

某日―。
取材で訪れていたフジテレビ、仕事を終えて帰り支度をしていると、先輩ライターが「このあと、ベッキー入るらしいよ」と教えてくれる。

一目見ることが出来る? のであれば見ておこう、、、と、ファンでもないのに、ちょいとウロウロして時間稼ぎをする。

で、ほんの一瞬ではあったが、見ることが出来た。

随分前にも見かけたことがあったが、一回り小さく、そうして、ちょっと老け込んでいるように思えた。

その数日後に放送された『ワイドナショー』の収録だった。

ファンでもないが、5年前のベッキーを「5」とすれば、現在のベッキーは「9」くらいに好き。

ことばは悪いし、本人は心外かもしれないが、自分は情に脆いほうなので、いわゆる「傷モノ」を好きになる傾向にある。

それが自業自得であっても、、、ね。

矢口まりっぺも、「旧」坂口杏里も、やまぐちりこも、「傷モノ」になってからのほうが好きであると。

小向美奈子までいっちゃうと、アレだけど・・・。

映画だってね、傷ひとつない完璧な脚本より、ひとつやふたつくらい「穴」があったほうが、ヒトが創った感じがして好感が持てるし。(それが「致命的な穴」である場合は、そうもいっていられなくなるかな)

ともあれ。
番組でヒロミがいっていたように、早いとこ男作って、「元カノ」というポジションを忘れられるようになったほうがいいよね。
(ちなみにトップ画像は、もうひとりの「元カノ」ね)


某日―。
某ショッピングサイトで「あるもの」を購入、クレジット決済にしたくなかったので、代引きを指定した。

商品が5,000円、手数料やら送料が1,070円の、計6,070円。

けれども配達してくれた佐川さんは、「1,070円です」という。

「ん?」と自分。

手数料と送料だけ払い、商品はタダっていう形だ。

どういう勘違いなんだろうね、クレジットだったら手数料とかだってクレジット決済になるから「その場では0円」のはず、
担当者が新人だったとしても、こんなミスは起こり得ない。

けれども佐川さんにスマホでメールの内容を提示してみても、「私どもは、請求書どおりの金額しか受け取れませんので」というわな、そりゃあ。

そういう場合、どうします?

善良を絵に描いたひと、、、というと皮肉っぽいな、「ふつうのひと」としようか、こっちからショッピングサイトに問い合わせてみるでしょう。

でも自分は、ほら、アレがアレな、アレっぽいひとだから。

「連絡がくれば速やかに収めるが、自分からは、なんにもしない」ことに決めた。

その3週間後―。
留守電が1件、丁寧は丁寧だが、ちょっと焦っている感じの男の人の声で・・・

「こちらの手違いで、請求書に誤りがありました。とくに時間を設けませんので、振り込んでいただけませんか」

すぐに振り込みにいきましたさ。

逃げることも出来るのだろうが、そこまでのアレではないし、たかだか5000円で、この先ずっとドキドキしているのも馬鹿げているからね~。


某日―。
今年のカンヌ、「ある視点」部門で審査員賞を取った『淵に立つ』を観る。




すんごいクオリティ。

久し振りに、浅野忠信が「気持ちよさそうに」「気持ち悪い」男を演じている。

なのに、ぜんぜんお客さんが入っていない。

内容と興行が反比例する映画、、、の好例といったらいいのか、それにしてもガラガラ過ぎて絶句するどころか、なんだか笑ってしまったよ。

『君の名は。』を観た少年少女の10%・・・は希望的観測に過ぎるか、1%くらいは「未来の映画小僧」のはず。

その子たちが、背伸びをしてでも「いま、観るべき映画」なんだけどなぁ!!

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明日のコラムは・・・

『たな、にあげる』
コメント (2)
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