Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

夢見るように眠りたい

2019-03-02 00:10:00 | コラム
「部屋を明るくしていないと眠れない」というひとが居るが、自分は「無音では眠れない」体質。

昔からそうだったわけではなく、ここ4~5年でそうなってしまった。

対処法として、タブレットの「radiko」アプリを起動させ、ラジオ番組を小さい音で流すようにしている。

で、いつの間にか寝入る。

数時間後―。
スマホのアラーム機能で起床するが、ラジオも流れ続けていると。

容量無制限の契約ではないので「きょうは無音で寝てみようか」なんて試す日もあるが、やっぱり寝つけず、結局はアプリを起動させてしまう始末。

もちろんハニーと寝るときはひたすらイチャイチャがつづくので、これは「ひとり寝」限定での話。


あっ。
いま思い出したが、もうひとつ例外があった。

雨の降る日。

雨の音がサウンドトラック機能を果たすので、こういう日は人工的な音は不必要。


だから雨が降っておらず、なおかつひとりの場合は「音を流さないと眠れない」と。


しかしだね。
思い返してみると、この体質のはじまりはタブレットを購入した時期と重なる。

つまり試してみたら心地よく眠れることに気づき、というか「そう信じこみ」、以来、それがないと落ち着かなくなってしまったとも考えられるわけで。

知ってしまったが最後・・・というのは、なにもこれに例えなくてもいいじゃない? という声も聞こえてきそうだが、性の快楽に似ているのかもしれない。


この世は、誘惑でいっぱいだなぁ―きょうの主題は、まさにそれ! なのであった。



『夢みるように眠りたい』…86年に制作された、林海象監督によるインディーズ映画



モノクロ、一部サイレントで展開されるミステリーだが、林海象は結局、映画でやりたかったのは「これだけ」だったのではないか・・・と思えるほどに、以降の作品でも「同じようなこと」を繰り返している。

いや、それがダメというのではなく、むしろすごいな! と感心するところだったりする。


当時は無名だった林海象なのに、どういうわけか美術は鬼才・木村威夫が担当。

低予算ながら、30年代の浅草を再現出来たのはこのひとのおかげでしょう。



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明日のコラムは・・・

『つなぎとめるのは、美少女の存在』
コメント (1)
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