~バーナード・ハーマンのキャリア10傑~
ヒッチコック、デ・パルマ、そしてスコセッシ。
それぞれの「ある時期」を音楽面で支えた職人。
しかし相性抜群と思われたヒッチコックとは「意見の相違」で対立し、それ以降(66年)は音楽を担当しなかった。
グリーナウェイとナイマンがそうであったように、
音楽家ってカメラマンや編集マン以上にこだわりも個性も強く、映画史にとっては残念な決別が起こってしまうのかもしれない・・・。
(1)『タクシードライバー』(76)
ハーマンの遺作。
自分の、朝の目覚めの曲でもある。
オーケストラで聞くと、またちがった魅力を放つ名曲ですなぁ!!
(2)『めまい』(58)
音符分からないけど、なぜかずっと観ていられます。
(3)『愛のメモリー』(76)
デ・パルマのヒッチコック・オマージュを、音楽面で補強する。
(4)『華氏451』(66)
文字とそれが連なる書物を否定する異様な世界を描いた、トリュフォーの傑作SF。
なんとなく、いま観返すべき映画のような気がする。
(5)『市民ケーン』(41)
映像とオーソン・ウェルズのインパクトに負けそうだが、いやいや、ケーンのこころに寄り添う音楽も悪くない。
(6)『サイコ』(60)
バスによる名クレジットとの相性も抜群だった。
この冒頭だけで、ドキドキが止まらないもの!!
(7)『北北西に進路を取れ』(59)
ヒッチコックの娯楽作家としての集大成的作品を、オーケストラが盛り上げて絶品。
(8)『悪魔のシスター』(73)
シャム双生児を扱ったサスペンスーハーマンの音楽は、このキワモノ臭を和らげていてお見事。
(9)『シンバッド七回目の航海』(58)
シンドバッド三部作のひとつ。
ハーマンとともに、特撮の大家レイ・ハリーハウゼンの再評価が望まれる。
(10)『地球の静止する日』(51)
巨匠ロバート・ワイズによるSF大作。
ヒッチコックやデ・パルマ映画の印象から「サスペンス映画の―」と捉えられがちなので、なんだか新鮮な思いでテーマ曲が聞けます。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『さぁプライドを賭けて今年もやります、オスカー予想:最終版』
ヒッチコック、デ・パルマ、そしてスコセッシ。
それぞれの「ある時期」を音楽面で支えた職人。
しかし相性抜群と思われたヒッチコックとは「意見の相違」で対立し、それ以降(66年)は音楽を担当しなかった。
グリーナウェイとナイマンがそうであったように、
音楽家ってカメラマンや編集マン以上にこだわりも個性も強く、映画史にとっては残念な決別が起こってしまうのかもしれない・・・。
(1)『タクシードライバー』(76)
ハーマンの遺作。
自分の、朝の目覚めの曲でもある。
オーケストラで聞くと、またちがった魅力を放つ名曲ですなぁ!!
(2)『めまい』(58)
音符分からないけど、なぜかずっと観ていられます。
(3)『愛のメモリー』(76)
デ・パルマのヒッチコック・オマージュを、音楽面で補強する。
(4)『華氏451』(66)
文字とそれが連なる書物を否定する異様な世界を描いた、トリュフォーの傑作SF。
なんとなく、いま観返すべき映画のような気がする。
(5)『市民ケーン』(41)
映像とオーソン・ウェルズのインパクトに負けそうだが、いやいや、ケーンのこころに寄り添う音楽も悪くない。
(6)『サイコ』(60)
バスによる名クレジットとの相性も抜群だった。
この冒頭だけで、ドキドキが止まらないもの!!
(7)『北北西に進路を取れ』(59)
ヒッチコックの娯楽作家としての集大成的作品を、オーケストラが盛り上げて絶品。
(8)『悪魔のシスター』(73)
シャム双生児を扱ったサスペンスーハーマンの音楽は、このキワモノ臭を和らげていてお見事。
(9)『シンバッド七回目の航海』(58)
シンドバッド三部作のひとつ。
ハーマンとともに、特撮の大家レイ・ハリーハウゼンの再評価が望まれる。
(10)『地球の静止する日』(51)
巨匠ロバート・ワイズによるSF大作。
ヒッチコックやデ・パルマ映画の印象から「サスペンス映画の―」と捉えられがちなので、なんだか新鮮な思いでテーマ曲が聞けます。
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明日のコラムは・・・
『さぁプライドを賭けて今年もやります、オスカー予想:最終版』