Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(250)樋口可南子

2021-04-08 00:37:57 | コラム
58年12月13日生まれ・62歳。
新潟出身。

公式プロフィール

俳優としてよりもまず、ヘアヌード解禁させたひと―世代的に、そんなイメージを抱いてしまう樋口可南子(ひぐち・かなこ)さん。


実際、自分にとってはなかなかのインパクトで。
同世代の宮沢りえのヌードより、ぜんぜん「くるもの」がありました。

りえちゃんのは溌剌とし過ぎていて、淫靡さはありませんでしたからね~。

(1)菅野美穂
(2)樋口可南子
(3)小島聖

これ、誰も興味ないとは思いますが、自分のなかでインパクトのあったヌード写真集です。




<経歴>

夫はご存じ、糸井重里。


映画俳優デビュー作は、80年の『戒厳令の夜』。
チリのクーデターに材を取った五木寛之の小説を映画化したもので、主演は鶴田浩二。

やや粗さも目立つ映画、しかしとても野心的で見応えがありました。

俳優なら当然という気もしますが、脱ぐことに抵抗感のないひとで、このイメージが先行したのか、色っぽいキャラクターを演じることが多くなります。

『北斎漫画』(81)、『もどり川』(83)、『卍』(83)、『湾岸道路』(84)、
自分が初めて樋口さんを意識した、天才モリタの『ときめきに死す』(84)、

※まず、このタイトルが最高最強だと思いません?


『男はつらいよ 寅次郎恋愛塾』(85)、『ベッドタイムアイズ』(87)、
タイトルのセンスがいかにもバブリーな『恋はいつもアマンドピンク』(88)、


『座頭市』(89)、『浪人街』(90)、
『四万十川』(91)、『陽炎』(91)、そしてこの年に写真集『Water Fruit 不測の事態』(撮影・篠山紀信)を発表、ベストセラーになる。

その効果もあって、五社節全開の『女殺油地獄』(92)がスマッシュヒットを記録する。

過小評価されている不思議な時代劇ですが、いやぁ面白いですよ、いろいろ「かぶいて」いて。


『阿弥陀堂だより』(2002)、『花』(2003)、『昭和歌謡大全集』(2003)、『沙羅双樹』(2003)、『CASSHERN』(2004)、『阿修羅城の瞳』(2005)、『明日の記憶』(2006)、『オリヲン座からの招待状』(2007)、北野映画に見事にハマった『アキレスと亀』(2008)、『愛を積むひと』(2015)。

白戸家のおかあさん役が板につきまくりですが、映画には顔を出さなくなってきているので、ちょっと寂しいです。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(251)左幸子』
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする