Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

あらためて、嫌いな映画をば!

2022-10-29 00:10:00 | コラム
SNSの映画垢界隈で、じつに「何十度目かの」「嫌いな映画を語ろう」ブームが起きている。

というわけで、自分もあらためて^^

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『プリティ・ウーマン』(90)

なぜ大ヒットしたのか未だ理解出来ない作品。

支持の多くは女性だった、、、というのも、ほんとうかな?と思う。

原型は『マイ・フェア・レディ』(64)だが、その数億倍も劣化した物語でしょう。

風俗産業に従事するものへの露骨な差別設定。
それでいて彼女たちを「可哀想」と決めつけ、そこから救い出そうとすることが善意であるという勝手な思い込み。

ハリウッドだけじゃなく、世界が時代が狂っている!!と怒り心頭だった。


『レオン』(94)

こっちのほうは、大ヒットもよく分かる。

ナタリー・ポートマンは逸材であったし、エンディングで流れるスティングには泣かされるから。

ただ完全版を観なくとも、少し考えれば分かる。
これは小児性愛者の映画なんですよ。

それ自体はベッソンの勝手だが、それを巧妙に隠しているセンスが気に入らないのだった。



『トゥルーライズ』(94)

核に対する認識の甘さに尽きる。

スピルバーグもそうだったのだけれど、キャメロンともあろうひとがどうして!?と思った。

よかったのは、ジャイミーのこのシーンくらいでしょうよ。



『しんぼる』(2009)

松本人志好きゆえ、期待の裏返しとしての大嫌い。

ちょっと映画を、映画史をなめ過ぎだろうと思った。

これって新しいでしょ。
映画って、こういうことでしょ。

と思っていることが悉く古く浅く、ポール・トーマス・アンダーソンでも観ようよ!と思いましたです。

どれだけ先に進んでいるかが分かるはずだから。。。




『電車男』(2005)

主体性のないヒロインの描きかた、公開前に重役たちは誰も突っ込まなかったのだろうか。

つまり、『プリティ・ウーマン』と同じ問題を孕んでいると。。。


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明日のコラムは・・・

『スープがいちばん美味かったり^^』
コメント (2)
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