Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

令和版・海外俳優列伝(32)ウィレム・デフォー

2022-10-07 00:10:00 | コラム
55年7月22日生まれ・67歳。
アメリカ出身。

一般的には性格俳優のイメージが強いデフォー、
『ストリート・オブ・ファイヤー』(84)のワルで有名になったひとだしね、
リンチもストッキング強盗とか演じさせたし。


けれども自分にとっての初デフォーは「ひたすらやさしい」エリアス軍曹なので、


不器用なところはあるかもしれない、しかしどこまでも「いいヤツ」なんですよ。

ジョン・ウィックを助けたり、


堅物ではあるものの悪を許さぬFBIであったりね^^



<経歴>

8人兄弟!の7番目の子ども。

実質的な映画俳優デビュー作は、82年の『ラブレス』。
(その前年にチミノの問題作『天国の門』に出演するも、登場シーンはすべてカットされ幻に!)

バイクに乗るギャングのリーダーがあまりにもハマっていたのか、ウォルター・ヒルの目にとまり、『ストリート・オブ・ファイヤー』で同じようなキャラクターを演じて注目される。

『L.A.大捜査線/狼たちの街』(85)を経た86年、日米で大ヒットしたベトナム戦争映画『プラトーン』の熱演により一般層にまで名前が浸透する。

『サイゴン』(88)、
スコセッシがキリストの受難に挑む問題作『最後の誘惑』(88)、


ジーン・ハックマンとともにKKK団の犯罪を暴く佳作『ミシシッピー・バーニング』(88)、
『7月4日に生まれて』(89)、悪魔的な強盗を演じたうえに頭部を吹っ飛ばされた『ワイルド・アット・ハート』(90)、
『イントルーダー 怒りの翼』(91)、『BODY/ボディ』(93)、
複雑な話でじつはよく覚えてないのだけれども(^^;)デフォーの存在が物語に厚みを与えていた『今そこにある危機』(94)、
『バスキア』(96)、『イングリッシュ・ペイシェント』(96)、
ヤン・デ・ボンが演出したとは思いたくない『スピード2』(97)のような珍作でキャリアに傷がついてしまうこともありますが、

『白い刻印』(97)や『イグジステンズ』(99)、『アメリカン・サイコ』(2000)、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(2000)などオファーが途絶えることは一切ありません。

21世紀に突入しても・・・
悲劇の悪役を演じた『スパイダーマン』(2002)、
『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』(2003)、『ライフ・アクアティック』(2004)、『アビエイター』(2004)、『マンダレイ』(2005)、『インサイド・マン』(2006)、『エレニの帰郷』(2008)、
奇人ラース・フォン・トリアーが仕掛ける罪深きヒトの物語『アンチクライスト』(2009)、
『ファーナス/訣別の朝』(2013)、再びトリアーと組んだ出口なきセックスの冒険譚『ニンフォマニアック』(2014)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)、『ジョン・ウィック』(2014)・・・と大活躍。

ときどきオスカーの演技賞にもノミネートされるひとですが、とくに2017年の『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』では「当確?」情報が駆け巡るほどの好演。しかし受賞は逃します。



近年も・・・
『ジャスティス・リーグ』(2017)、『オリエント急行殺人事件』(2017)、『永遠の門 ゴッホの見た未来』(2018)、
怪作『ライトハウス』(2019)、『ナイトメア・アリー』(2021)、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)と好調をキープ。

最新作は『ノースマン 導かれし復讐者』(2022)、またスコセッシ先生と組んでくれませんかね^^

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(33)ヴィン・ディーゼル』
コメント (2)
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