Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

令和版・海外俳優列伝(35)ヴィンセント・ギャロ

2022-10-19 00:10:00 | コラム
62年4月11日生まれ・60歳。
アメリカ出身。

「俺様」といえば、自分の世代ではギャロになります。

映画を撮れば主演はもちろん、美術や音楽、ときに衣装やメイクまで担当する。

波長?があうのか日本では映画以外の関連作も人気で・・・

画集が発売されたり、


個展が開かれたり、たびたび雑誌に登場したりと知名度が(ひょっとしたら)母国より高い、、、のかも。



「偶然にも」日本のミニシアターブームと、この作品の登場が重なったのが大きいのでしょうなぁ^^



<経歴>

シチリア系アメリカ人。
若いころからアーティストを自称し、様々な活動を展開。
バスキアと交流もあったそうです。

映画俳優デビュー作は、83年の『The Way It Is』。
この時点で音楽も担当、すでに個は出来上がっていたのでしょうね。

あの『グッドフェローズ』(90)にもワンシーン出演、
俳優としては『アリゾナ・ドリーム』(92)から注目を受け、
『愛と精霊の家』(94)、『バスキア』(96)、『フューネラル』(96)などに顔を出す。
異能監督ばかりなのが、なんか笑っちゃいます。

98年―監督・主演作『バッファロー'66』を発表。
しょーもない主人公と、男に都合がよすぎるかもしれないヒロイン―クリスティーナ・リッチが大好演―のチャーミングな恋模様を独特なタッチで描き、若者を中心に多くの支持を受ける。

ミカ・カウリスマキによる『GO!GO! L.A.』(98)、『グッバイ・ラバー』(99)、ベアトリス・ダルの怪演が光った男女の物語『ガーゴイル』(2001)。

2003年―監督・主演第2作『ブラウン・バニー』を発表。
今度のヒロインは「なんでも演じる」クロエ・セヴィニーで、ふたりの性愛シーンが物議をかもす。


まぁここまでやってくれたら、自分は拍手モノだと思いましたがね。。。

コッポラによる『テトロ 過去を殺した男』(2009)、
そして2010年、現時点における俳優業の到達点『エッセンシャル・キリング』に主演、ヴェネツィア映画祭で演技賞を受賞する。

※イエジー・スコリモフスキ監督、知らないひとは覚えてください!


同年、監督・主演第3作『Promises Written in Water』を発表。

俳優としても『ニューヨーク、恋人たちの2日間』(2012)や、日本映画『人類資金』(2013)に出演。


しかし最近、ぜんぜん名前を聞かなくなってしまって、ちょいと心配です。

元気なのだろうか・・・??

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(36)ウェズリー・スナイプス』
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