Cape Fear、in JAPAN

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日本女優別10傑(32)黒木瞳

2022-12-07 00:10:00 | コラム
~黒木瞳のキャリア10傑~

宝塚出身者であることを「つい」忘れてしまう黒木さん、艶っぽいままだけどすでに62歳。

見えないな~!
前世紀は映画、現世紀はドラマの活躍が目立っている印象があるかな、本数ではなく、アタリハズレという意味で。。。


(1)『化身』(86)

いかにも渡辺淳一的な小説の映画化。


映画デビュー作。
正直、この衝撃はなかなか超えられないかと。

性少年にもインパクト充分だった、阿木燿子も頑張っていたし。


(2)『仄暗い水の底から』(2002)

鈴木光司×中田秀夫による傑作ホラー、完成度という点では『リング』(98)超えしていると思う。



(3)『破線のマリス』(2000)

テレビの情報操作に斬り込んだ、野沢尚による小説を映画化。

映画も悪くなかったのだけれど、あまり話題にならなかった記憶が。。。


(4)『花園の迷宮』(88)

濃ゆいメンツを伊藤俊也監督が交通整理し切れなかった感じもするが、映像の質感は好き。



(5)『藏』(95)

宮尾登美子による人気小説を映画化、主演が宮沢りえから一色紗英に変更されるなどゴタゴタもあったが、そこそこヒットする。

黒木さんは、ヒロインの母親役。


(6)『阿修羅のごとく』(2003)

向田邦子の代表作を天才モリタが映画化。

演じるキャラクターで得をしているのは(やっぱり)大竹しのぶだとは思うけれど、みなさん好演。



(7)『箱入り息子の恋』(2013)

星野源と夏帆が主演した恋愛映画。

黒木さんは、目の不自由な夏帆の母親役。
旦那は大杉漣、出番はそれほどないものの、すごくよかった。


(8)『金融腐蝕列島〔呪縛〕』(99)

高杉良による経済小説を原田眞人が映画化、いわゆるオールスターキャストで見どころ沢山、欠点も多いが飽きずに観ることが出来た。

黒木さんは、佐藤慶が演じる某企業トップの秘書役。


(9)『SADA 戯作・阿部定の生涯』(98)

大林監督はファンタジーのひとなので無謀だった―つまりは失敗作、、、ではあるものの、なんだか憎めないところはあるのです。



(10)『失楽園』(97)

そもそも渡辺淳一の原作がどうかと思う、だから映画も期待してなかった。

結果、覚えているのは「からみ」だけという(^^;)

でも劇場は超満員、おじさんばっかりだった!!

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(44)エド・ハリス』
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